「有頂天外」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

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有頂天外(うちょうてんがい)

このうえなく大喜びして我を忘れる様子を「有頂天」と表現する事がありますが、それをさらに強調した言葉に「有頂天外」という四字熟語があります。今回はこの言葉の四字熟語としての意味や由来、また沢山ある類義語なども併せてご紹介していきます。

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有頂天外の意味とは

「有頂天外」とは、この上なく大喜びすることや、大喜びして夢中になり嬉しさのあまり我を忘れる様子のことを言い表すたとえです。

有頂天外の由来

もともと、仏教では一番上にあるとされる天や、形なき世界の最上である色究竟天(しきくきょうてん)のことを「有頂天」と言い、その有頂天よりもさらに外に出るほどの喜びという意から、世界の絶頂に登りつめたほどの喜びのことを「有頂天外」と言うようになりました。

有頂天外の文章・例文

例文1.ミスコンに優勝した事で有頂天外になり、我を忘れて大喜びしてしまった
例文2.教授から論文を評価された事が、有頂天外になるほど嬉しかったようだ
例文3.娘の結婚式で、父は有頂天外になっている様子だった
例文4.業績が認められ有頂天外になりそうなほど嬉しいが、これからも我を忘れずにコツコツと向上しよう
例文5.彼がスカウトされた事で有頂天外になっているのは、誰から見ても明らかである
自分自身に対して使うこともありますが、どちらかと言うと、周囲から見て舞い上がっているように見える場合に使われる表現のようです。

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有頂天外の会話例

  • 難関大学に受かったんだってね、おめでとう。

  • ありがとう。父も喜んでて、親戚中に自慢してるみたい…

  • それはもちろん親としては鼻が高いだろうし、相当嬉しかったんだね。

  • たしかに私もとても嬉しかったけど、父の方が大喜びして有頂天外になってるわ。

娘から見て父が「有頂天外」になっているという会話でした。このように客観的に使う事が多いですが、主観的に使うこともあります。

有頂天外の類義語

「有頂天外」には、「歓喜雀躍(かんきじゃくやく)」「歓欣鼓舞(かんきんこぶ)」「驚喜雀躍(きょうきじゃくやく)」「狂喜乱舞(きょうきらんぶ)」「欣喜雀躍(きんきじゃくやく)」などといった沢山の類義語があります。

有頂天外まとめ

一般的に使われる「有頂天」と言う言葉をさらに強調したこの四字熟語については、意外とご存知ない方も多かったのではないでしょうか。また、言葉自体は頻繁に使っていても由来については意識した事がなかったと言う方もいるかと思いますので、ぜひ由来も覚えて活用してみてください。

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