「未曾有」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

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未曾有(みぞう)

「未だ、曾て、有らず」こう別けて表現をしてみるとスッと意味が入ってくる言葉かもしれませんね。今までに一度もなかったことを指し示す言葉となっています。「未曾有の危機」と言えば「今までになかったほど大きな危機」といったような意味を表す言葉となります。
本記事ではそんな三文字という言葉で「空前絶後」といった言葉と似たような意味を表すことができる「未曾有」という言葉について、解説をしたいと思います。

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未曾有の意味

未曾有とは、今までに一度も同じような規模の出来事がなかった時に用いられるような言葉となっています。「未曾有の出来事」と表現すれば「これまでの人生で一度もなかった出来事」となりますし、「未曾有の大災害」となれば「今までになかったほどの大規模な災害」となります。
この言葉は他にも「きわめて珍しいこと」といった意味も含まれているものとなっています。

未曾有の由来

語源は仏教用語における「奇跡」を指し示すサンスクリット語「adbhuta」という言葉が漢訳されたものとされています。仏という存在の功徳の尊さ、神秘的な要素を褒め称えるような意味を持つ言葉であったそうです。この言葉が日本に流れてくると「未だ(いまだ)曾て(かつて)有らず(あらず)」と訓読みされることとなり、本来の一度もないことという意味を持つものとして扱われていました。

未曾有の文章・例文

例文1.未曾有の出来事に遭遇。
例文2.新技術に目がない彼にとって現代は未曾有の連続だろう。
例文3.今まで気にもしていなかったものに目を向けてみたところ、未曾有の発見をした。
例文4.未曾有の大事故の映像を見る。
例文5.有象無象の中にも探せば未曾有のものがあるかもしれない。

テレビのバラエティなどでもこの未曾有という言葉は見かけたことがある方がいらっしゃるかもしれませんね。

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未曾有の会話例

  • これすごいですね。未曾有の大発見ですよ。

  • 長年研究を続けた努力が実を結びましたね

  • ええ。というより、こんな些細なことを試しただけでこの反応が出るとは本当に予想外でしたね。

  • 今までのやり方ではまず見つからなかったですね、これは。

未曾有のものとは意外なところに存在しているものかもしれませんね。

未曾有の類義語

未曾有の類義語としては、「希有(けう)」、「破天荒(はてんこう)」などが挙げられます。

未曾有まとめ

今まで生きてきた中で一度も経験したことがないようなこと、未曾有の出来事というのは今のあらゆる技術が進化し続けている時代では珍しいものではないかもしれません。
というより、未曾有のことの連続とも言えるかもしれません。スマートフォン、VR、AI。動画サイトを見たことがないお年を召した方が動画サイトを見たらさぞかし驚くであろうほどに今は信じられない未曾有のものに溢れた、ある種魅力的であり、ある種怖さもある時代と言えるかもしれませんね。

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