「東奔西走」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

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東奔西走(とうほんせいそう)

「東奔西走」は、本当に忙しい時に使う四字熟語なので、出張などが多いサラリーマンなどに相応しい感じがしますよね。他にも、色々と使えそうですが、実際にはどのようになるのか詳しく調べてみました。勤勉な日本人向きな四字熟語「東奔西走」にどのような意味や由来があるのか、気になりますよね。

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東奔西走の意味とは

「東奔西走」の意味は以下の通りとなります。
(1)忙しく駆け回る事への喩え。
(2)仕事や用事などであちこちに出掛ける、忙しく駆け回る。
(3)東から西へと奔走するほど忙しい様。
とにかく忙しい状態を表現する四字熟語が「東奔西走」です。仕事や用事があまりにも多く、気が休まる暇もないといった感じでしょうか。また、自営業の方などが金策で駆けずり回る際にも、「東奔西走」とよく使われます。私見としては実に日本らしい、現代の社会事情に合った言葉に感じて親近感を抱くほどです。ちなみに、「東奔西走」の様な忙しい状態を表す四字熟語は他にも、「応接不暇」「多事多端」「東行西走」「南船北馬」などが挙げられます。

東奔西走の由来

「東奔西走」の由来は、諸説ありますが残念ながら詳しく判明されていません。有力なのは、”東西”と”奔走”を合わせたもので、”東西”には方角の東と西以外にも、世間・あちこちなどの意味があります。また、中国語の”東西”には、これらに加えて物品や金銭などの意味も込められています。”奔走”には、忙しく走り回る以外にも、もてなす・大切にするといった意味があります。文献によると、”東西”は成立年は不詳ですが800年頃とされる漢文集「性霊集」、”奔走”は1000年頃の平安時代の漢詩文集「本朝文粋」にそれぞれ漢文が残されています。又、中国語でも「東奔西走」とほぼ同義の言葉があるので、それを発祥とみるのが自然です。

東奔西走の文章・例文

例文1.転勤が非常に多い職場に入ってしまったので、3年程度で他県へ東奔西走する生活になってしまった。
例文2.喫茶店を経営していた父は、売り上げが落ち込むと銀行や知人へ金策で東奔西走する日々が続いた。
例文3.関西の人気芸人などは毎日大阪と東京を行き来し、東奔西走の忙しさだ。
例文4.近所には何軒も激安スーパーがあるので、主婦の皆さんは安い店を目指して東奔西走を繰り返す。
例文5.トラックドライバーや宅配業者こそ、東奔西走という言葉がしっくり当て嵌まる職業ではないか。

「東奔西走」は忙しい仕事に対して使う事が多いので、その様な例文となります。

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東奔西走の会話例

  • うちの父親はタクシードライバーだったんですよ。

  • 忙しそうなイメージがあるよね。

  • そうなんですよ。だから、毎日が東奔西走であちこちにお客さんを乗せて走り回って、家に帰るとグッタリですよ。

  • それは疲れるのも仕方がないよね。でも、その息子が宅配配達のバイトをしているんだから、血は争えないね。

父親がタクシードライバーだったので、「東奔西走」で忙しく大変そうだったという会話です。

東奔西走の類義語

「東奔西走」の類義語には、「南船北馬」「東行西走」などの言葉が挙げられます。

東奔西走まとめ

「東奔西走」は、仕事や用事で忙しく駆け回るという意味を持つ四字熟語です。由来や起源など詳細は判明していませんが、中国語の同義言葉が日本に入ったと推測できます。忙しい状態を表現する四字熟語は意外に多く、それらの使い分けには注意が必要です。

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