「東男に京女」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説！

東男に京女(あずまおとこにきょうおんな)

「東男に京女」とは、「江戸時代のお似合いの男女の組み合わせを表した言葉」です。東京の男性は粋な江戸っ子でたくましいイメージで、京都の女性はおしとやかで優しいというイメージで、これらがお似合いのカップルとされていました。昔から、江戸歌舞伎では、女形は上方下りでないといけなかったようです。京都から江戸に来ることを「下る」とされていて、歌舞伎の内容を川柳で詠んでいます。実際には遠距離で、縁談までには至らなかったため、交通機関が発達した現代の方が使いやすい言葉となっています。

東男に京女の意味とは

「東男に京女」は、以下の通りとなっています。
(1)東京の男性と京都の女性のカップル。
(2)遠距離恋愛のカップル。
(3)理想のカップル。
東は現在の東京を表していて、京は京都を表しています。実際、江戸歌舞伎と上方歌舞伎の交流は少なく、上方から女形の役者が来演することはありませんでした。「東男と京女」の相性と上方の女形の色っぽさが、次第に江戸庶民の幻想となっていきました。そして京女への憧れが生じ、それがどんどんエスカレートした揚句、勝手に「東男と京女は歌舞伎でもあるように相性が良いんだ」と、ことわざにしてしまったようです。

東男に京女の由来

「東男に京女」の由来は、「初舞台 あづま男に 京女」という川柳です。初舞台という言葉が出てくるように、歌舞伎から生まれたものです。

東男に京女の文章・例文

例文1.あの二人は東男に京女のようにとても仲が良く、お似合いのカップルだ。
例文2.江戸の男には京都の女が似合う。
例文3.この物語のような東男に京女の恋愛をしてみたい。
例文4.東男に京女とあるが、東京にもいい女性はいるはずだ。
例文5.遠距離恋愛は東男に京女のようでロマンチックだ。
東男に京女を使った例文です。

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東男に京女の会話例

• 

  お盆休みは何する予定なの？
• 

  京都にあるお母さんの実家に帰って、おじいちゃんとおばあちゃんに会いに行くよ。
• 

  じゃあ、君の両親は東男に京女なんだね！
• 

  そうそう！どうやって出会ったのかは知らないけど、ロマンチックだよね～。5年くらい遠距離恋愛してたみたいだよ。

東京生まれの父と京都生まれの母を持つ娘の会話例です。

東男に京女の類義語

「東男に京女」と関連する言葉には「伊勢男に筑紫女」「越後女に上州男」「越前男に加賀女」「讃岐男に阿波女」などがあります。

東男に京女まとめ

東男に京女のカップルは今でも珍しいですね。東京の男性は江戸っ子というのも、京都の女性が優しいというイメージは、今ではありませんが遠距離での恋愛は憧れますね。