「松竹梅の法則」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

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松竹梅の法則(しょうちくばいのほうそく)

「松竹梅」この言葉を皆さんは一度は耳にしたことがあるかと思います。商売をする上で絶対に覚えておきたい価格設定方法です。顧客心理を理解してあげる事で商品は売り込まずとも買ってもらえるようになります。特に営業マンとして頑張りたい方や、顧客の心理を掴む必要があるマーケティング部門の方は絶対におさえておきたいポイントですのでじっくり読み込んでください。

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松竹梅の法則の意味とは

松竹梅の法則とは、ある商品に対してグレードをつけて3つの価格帯を用意する価格戦略です。一般的には、3つ金額を並べた時に2:5:3の割合で商品が選ばれるとされており、最も多く選択されるのは真ん中の価格帯になっています。これを行動経済学の用語で「極端の回避性」と呼びます。
真ん中の商品を選ぶ理由としては、安いものより高いものの方が良い商品であるという思い込みが働くと同時に、一番高いものは贅沢すぎるしもし仮に失敗したら嫌だという心理が働くからだとされています。
ちなみに、選択肢が2つだと少なすぎて7割がた価格が安い方が選ばれるそうです。また、選択肢が多すぎるのも問題で、基本的に人は選択する事で迷いたくないため、4つ以上を選択させるとなると検討されて先延ばしになるリスクがあるとされています。

松竹梅の法則の由来

松竹梅の法則は元々お寿司屋さんやお蕎麦屋さんで価格帯を分ける際に「松・竹・梅」で分けていたことが今も利用されています。

松竹梅の法則の文章・例文

例文1.松竹梅の法則を実施するために3つの価格帯を用意した
例文2.気が付いたら真ん中の価格帯を選んでいたが、冷静に考えたら松竹梅の法則が適用されていた
例文3.松竹梅の法則を学んだら世の中にいかに多く取り入れられているかが分かった
例文4.1つのサービスだけでは比較対象がないため松竹梅の法則を取り入れて価格を設定した
例文5.昔からある手法だが松竹梅の法則は立派な経営戦術となりうる
価格だけではなく、物事の優劣をハッキリさせるための言い方として松竹梅という言葉はよく使われています。ただし、松竹梅の法則を正しく理解して一番売りたい商品の価格を真ん中にして上は引き離した金額、下は真ん中に近い金額にする事で「最上級のサービスは高いし失敗したからやめておきたいけど、かと言って一番下で品質が低くても嫌だから少し上乗せして済むなら真ん中にしよう」と思わせる事が出来ている店舗は実は案外少なかったりします。

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松竹梅の法則の会話例

  • お昼ご飯どれにしようかな?

  • 三つのランチメニューがあるけど悩む…
    私は今月厳しいから一番安いものにするわ

  • じゃあ、僕はこの松竹梅の法則に則って真ん中のランチメニューを頼むよ

  • なるほど

よくランチメニューなどで真ん中の値段のメニューを頼んでしまうひとには、この法則が適用されているのではないでしょうか。

松竹梅の法則の類義語

松竹梅の法則の関連する言葉としては「極端の回避性」もあげられます。

松竹梅の法則まとめ

身近に存在する戦略ですが、キチンと深堀ってみると発見が多かったのではないでしょうか。長年使い続けられているという事はそれだけ結果が出ているという事ですので、是非利用してみましょう。

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