果報は寝て待て(かほうはねてまて)
果報は寝て待てとは、焦っていても結果というのは分からないから、良い知らせは寝て待てば良いということです。試験などの結果発表を待つ間、落ち着かなくて夜も眠れないなんて経験があるのではないでしょうか。「果報は寝て待て」という言葉を耳にする人もよくいるかもしれませんが、できることを尽くしたのだから、あとは気長に待っていれば必ず良い結果として表れるという意味です。今回はそんな「果報は寝て待て」という言葉について解説していきたいと思います。
果報は寝て待ての意味とは
幸運は自身ではどうすることもできないから、やるべき努力をした後は焦らずゆっくり待っていれば、きっと良い結果になって現れるという意味です。確かに、試験など終わった後は結果が出るまでは自身では何もすることはできませんし結果を変えることもできません。そのため、全力を尽くしたのであればあとはその結果を待ち望むことしかできないのだから、良い結果を心待ちにしていればきっと良い結果になるというです。
果報は寝て待ての由来
由来として、仏教の言葉で「果報」とは「前世での行いの結果、現世で受ける報い」とされており、四字熟語の「因果応報」と同じような意味で、自身の行いはそのように我に報いとして返ってくるという意味です。ただ、「果報は寝て待て」という言葉は仏教用語を使われてはいますが、仏教から成立したわけではなく、一般的に使われてきたことわざです。
果報は寝て待ての文章・例文
例文1.明日試験の結果発表があり、結果が気になって仕方ないが、果報は寝て待てというように気長にゆっくりと待とう。
例文2.年末ジャンボを買ったから、当選発表まで果報は寝て待てというように楽しみに待っていよう。
例文3.やれるだけの練習をしたのだから、あとは果報は寝て待てというように焦らずに、明日の試合を迎えよう。
例文4.今は辛い事が多いけど、果報は寝て待てというから、そのうち良い事があると信じてみよう。
例文5.こないだのテスト、自信はないけど全力を尽くしたから、あとは果報は寝て待てという通り待つだけだ。
「果報は寝て待て」とは、何かの結果を待つだけでなく、これから先のことを見据える時も使われることもあります。
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果報は寝て待ての会話例
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明日いよいよ入試の結果発表だね。急に不安になってきた。
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大丈夫だよ、やれるだけのことはやったのだから、あとは果報は寝て待てというように、ゆっくり良い結果を待つだけだよ。
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そうだね、果報は寝て待てだね。気長に待っていよう。
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きっと合格していると思うよ。信じてゆっくり待っていよう。
入試の結果発表を翌日に控える受験生の男女2人の会話です。
果報は寝て待ての類義語
「果報は寝て待て」の類義語は、「人事を尽くして天命を待つ」「待てば海路の日和あり」などです。
果報は寝て待てのまとめ
「果報は寝て待て」は、自身では幸運や良い知らせをどうすることもできないのだから、できるだけのことをやったのならば、あとは安心して気長に待っていなさいという意味のことわざです。とは言っても、いざ何か結果発表などを控えている時は、中々落ち着いて待っていることは難しいものですが、果報は寝て待てというように気長にゆっくりと待っていれば、きっと良い結果となるのではないでしょうか。