柊鰯(ひいらぎいわし)
節分といえば大豆をスーパーなどで買って鬼に扮した人に対して豆まきをする行事だと思いますが、その大豆の他に節分には欠かせない用意するものがあります。それが「柊鰯」と呼ばれるものになります。とは言っても最近ではあまり作ったり飾る人はいませんが、どういう意味があって用意されるものなのか、解説していきます。
柊鰯の意味
柊鰯は、焼いた鰯の頭を柊の小枝に刺したもので、季節の変わり目に生じる邪気を払うための魔除けの飾り物になります。
臭いものが魔除けに効果があるとされているため、ニンニクやらっきょう、鰯の尻尾を飾ったり、鰯を食べるという地域もあるようです。
柊鰯の由来
昔から尖ったものや臭いものには魔除けの効果があると信じられていたため、鰯の臭いと柊のとげが鬼に効果があると考えられています。
節分の場合は季節の変わり目に生じる邪気・魔は「鬼」とされており、それを家の中に入れないように玄関などに飾られていました。
柊鰯の文章・例文
例文1.玄関に柊鰯を飾ると苦情が来てしまうので柊のみを飾り鰯は食べることにした
例文2.最近では柊鰯を飾る家はないように感じる
例文3.授業で習うまで柊鰯というものがあることを知らなかった
例文4.豆まきで払った鬼が再度家に入れないように柊鰯がある
例文5.柊鰯よりニンニクの方が効果があると祖父が言っていた
地域によって文化や信じられていることは違いますのでそれぞれでどのような節分を過ごしているのか知るのも面白そうですね。
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柊鰯の会話例
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もうすぐ節分だね。子どもも豆まき楽しみにしてるから俺、鬼役頑張っちゃうぞ!
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よろしくね!そういえば柊鰯とかどうする?私の実家では毎年やってたけど、ここでやったら怒られるかな?
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うーん。都会は家が近いし人通りも多いからな…やめておいた方がいいかもな
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じゃあ鰯と食べるだけにしましょう。柊の枝とか葉の飾りがあったら飾ろうかな
都会では臭いのあるものは苦情やトラブルの元となってしまうので気をつけなくてはいけませんね。
柊鰯の関連語
柊鰯は節分に関わるものなので関連語としては「豆まき」や「恵方巻」などが挙げられます。
ちなみに2020年の恵方は「西南西」だそうです。
柊鰯まとめ
今ではほとんど柊鰯を飾っている家はありませんが、まだ飾る文化が残っているという地域や家はまだあるかと思います。臭いは注意が必要なので柊の飾りだけにするといいかもしれませんね。柊はクリスマスでも使うことができますので一つだけでもあると重宝しますよ。