「柳の下の泥鰌」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

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柳の下の泥鰌(やなぎのしたのどじょう)

「柳の下の泥鰌」とは「一度良いことが起こったとしても、次も同じ方法で得られるとは限らない」という意味です。一度いいことがあってしまうと、同じことをしてしまうという方はいらっしゃるのではないでしょうか。そういった人を見たタイミングで、そんな上手い話はない、と相手に伝えることが出来ることわざがあります。今回はそんな時に使える「柳の下の泥鰌」について解説を行います。

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柳の下の泥鰌の意味とは

「柳の下の泥鰌」とは「一度良いことが起こったとしても、次も同じ方法で得られるとは限らない」という意味です。柳の下にドジョウがいて、たまたま上手く捕まえることが出来たとしても、次に来た時にドジョウがそこにいるとは限りません。そこから良いことが一回あったとしても、同じ方法でまた偶然が起こることはない、という意味で使われます。そのため、たまたま上手くいった時などに、次も同じ方法でしようとしている人や、既に同じ方法で行ってしまった人に対しては
この言葉を使うことが出来ます。そんな上手くいかないことを相手に伝えたい時は、注意を促す意味でも使用できるため、部下が同じことをしようとしている場面などに注意をする時に使うこともできます。

柳の下の泥鰌の由来

いつから使われ始めたのかは定かではありませんが、ドジョウは流れが穏やかな池や田んぼを好み、生息します。今も風情として残っている場所もありますが、川辺には柳が生えておりました。柳の根本は細いため魚が良く生息していました。その魚の中にドジョウがいることもあります。昔からドジョウは栄養価が高く好んで食べられており、見つけたら御馳走だと捕まえる人もいました。そのドジョウを偶然ある人が柳の下で見つけ、捕まえることが出来、また捕まえようと同じようにしました。ですが、そう上手くはいかず、そんな簡単に御馳走にありつけるような、うまい話はない。という意味が込められたことわざになります。

柳の下の泥鰌の文章・例文

例文1.昨日自動販売機のお釣りに100円が入っていたから今日も見ていたが、柳の下の泥鰌だった。
例文2.前回のマーク式テストで、感で解いたら高得点を取れた。今回も直感を信じたら悲惨な結果になって柳の下の泥鰌だと思った。
例文3.前回適当に買った株がとんでもない儲けになった。同じところをまた購入すると、今度は大暴落してしまい、柳の下の泥鰌で後悔した。
例文4.博打で前回勝ったからいくのは考えが甘い。柳の下の泥というやつだ。
例文5.柳の下の泥鰌というし、前回勝てたが油断せずに全力で迎え撃とう!
様々な「柳の下の泥鰌」についての例文となります。

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柳の下の泥鰌の会話例

  • はぁ~今回はだめだった……

  • どうしたの?

  • 前回3000円で宝くじ買ったら1万円に増えたんだ。簡単だと思って今度は9000円買ったら最低金額しか当たらなかったんだ。

  • 柳の下の泥鰌だね。そんな上手くはいかないよ。

宝くじに外れた友達の会話です。

柳の下の泥鰌の類義語

「柳の下の泥鰌」の類義語には、「株を守りて兎を待つ」「大猟の明日」などの言葉が挙げられます。

柳の下の泥鰌の対義語

「柳の下の泥鰌」の対義語には、「柳の下の泥鰌は二匹までいる」「二度あることは三度ある」などの言葉が挙げられます。

柳の下の泥鰌まとめ

一度でも何か自分にいいことが起こると、次ももしかしたらと期待してしまう経験は誰でもあると思います。ですが、実際はそんなにうまくいかず、今回紹介したドジョウのように同じことをしては捕まえられないことがほとんどです。その戒めの意味を込めて使われた「柳の下の泥鰌」でした。もし、全く同じことで利益を得ようとしている人がいたら、このことわざを使い、一緒に別の方法を考えると似たように欲していたものを手に入れられることもあるかもしれません。今回はそんな「柳の下の泥鰌」について解説を行いました。

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