「梟雄」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

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梟雄(きょうゆう)

「梟雄」という言葉の意味をご存知でしょうか?あまり見慣れない、聞きなれない言葉ですよね。歴史上の人物で織田信長斎藤道三に、この言葉はぴったりと当てはまるのではないでしょうか。今回は「梟雄」について詳しくご紹介していきます。

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梟雄の意味とは

「梟雄」とは、荒々しくも強い英雄といった意味で、悪事に長けている英雄に使われる言葉です。英雄としての強さを兼ね備えながら、悪党としての狡猾さを兼ね備えた人のことを指しています。こういった人物は乱世になると現れて、歴史に名前が残るほどの偉業を成すとともに残忍な行動をしていました。

梟雄の由来

「梟雄」は、「梟(ふくろう)」という字と、「雄(ゆう)」という字がそのまま合わさってできた言葉です。しかし、なぜ「梟」という字が使われているかというと、中国の迷信に由来しています。それは、フクロウのひな鳥が成長して、餌を飲み込むようになると、親鳥が1ヶ月以上狩りに出ていきます。ひな鳥の周囲に親がいなくなってしまったさまを、当時の観察者が「ひな鳥が親鳥を食べた」と認識したためフクロウは「残忍」という意味になったのではないかと言われています。また、「雄」は、強く勇ましい優れた男のことです。

梟雄の文章・例文

例文1.乱戦時代の梟雄は、今となっては悪行を働いた悪い者でしかない。
例文2.梟雄になりたければ、ずる賢さも持ち合わせないといけない。
例文3.歴史上の人物で名を馳せた者たちのほとんどが梟雄である。
例文4.先祖には、梟雄な人がいて、自分にも同じ血が流れている。
例文5.この銅像の説明には英雄と書かれているけれど、梟雄の間違いではないか。
梟雄と英雄ならば、英雄の方がいいですね。

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梟雄の会話例

  • 博物館の館長さんが、歴史上の人物について色々と教えてくれたよ!

  • どんな事を聞いてきたの?

  • 英雄とされている人は、少なくとも人を殺めているから、梟雄だと言っていたよ。

  • 梟雄か。たしかに言われてみればそんな気がするね。

人を殺して英雄と呼ばれるのはおかしなことですね。

梟雄の類義語

「梟雄」と関連する言葉には「大悪党」「大盗賊」「ピカロ」「ろくでなし」「(組織の)ドン」などがあります。

梟雄まとめ

今回は「梟雄」について詳しくご紹介しました。「梟雄」の意味は理解できましたか?歴史に名前を残したいとは思いますが、「梟雄」として名前が残るのは嫌ですね。

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