「業を煮やす」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

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業を煮やす(ごうをにやす)

業を煮やすとは、思い通りにいかずに腹を立ててイライラしている様子を表す言葉です。自分の想定していたように物事が進まないことがあると、ついイライラしてしまうこともあると思いますが、まさにその様子を表している言葉になります。それでは今回は、「業を煮やす」についての解説になります。

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業を煮やすの意味とは

業を煮やすの意味は、物事が思い通りに進まず、腹を立ててイライラする様子のことです。この言葉は、元々は仏教で用いられる意味合いの強い言葉となっていて、現在では一般的にも幅広く用いられています。業を煮やすは英語では、「Lose one's temper」と表記されます。これは、冷静さや我慢を示す「temper」を失う「lose」という意味になります。つまりそれによって、腹を立ててイライラしてしまう様子を表す意味になります。

業を煮やすの由来

元々仏教でも用いられる「業」とは、意思や心の動き、もしくは人が担う運命を表す言葉で、ここでは心身の動きを表します。「煮やす」とは、鍋に火をかけてぐつぐつ煮ることから例えられていて、激しく怒る様子を表しています。つまり、その2語を合わせると、平静だった心身が怒りによって激しくなるという事です。

業を煮やすの文章・例文

例文1.彼女は優柔不断な彼の様子に業を煮やして、別れたそうだ。
例文2.遅刻や欠勤が目立つアルバイトの従業員に、店長は業を煮やして怒った。
例文3.会社で制作したシステムのテストでエラーが起き、解決策がなかなか見つからず業を煮やしている。
例文4.1時間で予定されていた会議だったが、3時間経っても話がまとまらず業を煮やした。
例文5.どんなに仕事ができても、態度が悪い彼には業を煮やしている。
業を煮やすを使った例文になります。怒っている場面で用いられることが多いですね。

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業を煮やすの会話例

  • そんなに業を煮やしてどうしたの?

  • だってもう20分も待ってるのに、全然料理が出てこないんだよ。

  • 満席で店員さんも忙しそうにしてるし、仕方ないよ。

  • それにしても20分は遅すぎるよ。

飲食店で料理の提供が遅いことに業を煮やしている様子です。

業を煮やすの類義語

業を煮やすの類義語は、「堪忍袋の緒が切れる」「腹にすえかねる」などがあげられます。

業を煮やすの対義語

業を煮やすの対義語は、「寛容」などになります。

業を煮やすまとめ

業を煮やすとは、物事が思うように進まずに腹を立ててイライラすることでした。よく思い通りにいかないと業を煮やすこともあるとは思いますが、時には感情を抑えることも大切なのかもしれないですね。

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