「槐」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

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槐(えんじゅ)

「槐」とは「街路樹として全国各地に植えられている落葉高木」です。某中古車販売会社は街路樹を強制的に枯れさせていましたが、日本全国には街路樹は約670万本が植えられその多くはイチョウだそうです。しかし、「槐」を街路樹にする事も多く、イチョウ同様に丈夫という点が評価されて植えられたのでしょう。

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槐の意味とは

「槐」の意味は以下の通りとなります。
 (1)中国原産のマメ科の落葉広葉樹高木で、高さは10〜25mになり街路樹や庭木で全国各地に植えられている。
 (2)マメ科の落葉高木で中国では縁起が良い「神聖木」となり、日本では大きさと耐久性に強い事から街路樹に適していて、また花や実には止血や強壮剤としての薬用効果もある。
「槐」は中国南京市が原産のマメ科エンジュ属の落葉広葉樹高木です。成長すると樹高は10〜25mになり、乾燥や日光にも強い特性から日本全国で栽培され、特にその大きさを活かして日陰にする目的から街路樹や庭木として人々の生活に役立っています。中国では縁起が良い「神聖木」となっていますが、日本では花や実が止血剤・利尿剤として薬用になり、蕾は天ぷらなどの食用、また強度があるので材木としても家具などに使われる非常に優れた木が「槐」なのです。そんな万能な「槐」ですがいくつかのデメリットもあり、例えば全国各地に植えられた事から花粉症の原因となったり、その強さから根も張りすぎるので道路を傷め、落ち葉も多いので定期的な処理をする必要があります。これらのデメリットとメリットを天秤にかける必要もあるのでしょう。

槐の由来

「槐」は前述したように中国原産ですが、明確に何時代に誕生したのかは分かっていません。しかし、古代中国・戦国時代の神話「山海経」に登場する事から紀元前4〜3世紀頃には「槐」の存在が確認されていたようです。その後、日本には8世紀頃に中国から伝わり、当初は「えにす」「えんじ」「かいじゅ」とも呼ばれていました

槐の文章・例文

例文1.地元の駅前通りは昼間でも誰も歩いていないほど寂れているが、それでも槐の木々だけはいつも堂々として我々人類の間抜けな姿を嘲笑っているようだ。
例文2.来年あたりは、陽気なZ世代が我が子に槐と名付けるのが人気になるかも知れない。
例文3.杉の木が周辺にはないのになぜ花粉症で苦しむのか疑問だったが、これも全て街路樹の槐が花粉をまき散らしていたからだったのか。
例文4.今月は給料が全て借金返済で飛んでいくので、拾ってきた槐の蕾を食べて飢えを凌ぐしか生きる手はない。
例文5.真夏に日陰を作る槐にはいつも感謝して通るたびに大声で話しかけているが、そろそろ警察を呼ばれそうだ。
「槐」を使った例文となります。

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槐の会話例

  • あの街路樹って名前分かる?

  • あれはー、多分…、杉の木だよね。

  • 絶対に知らないよね。実は俺も最近知ったんだよ。あれは槐っていうんだって。

  • えんじゅ? 妖怪か人間国宝みたいな名前ね。

「槐」について会話をする2人という内容です。

槐の類義語

「槐」の類義語には同じマメ科の落葉高木として「イヌエンジュ」「シロバナエンジュ」「ハリエンジュ」などの言葉が挙げられます。

槐の対義語

「落葉高木」の対義語は「常緑高木」「常緑樹」な事から、「槐」の対義語には「常緑高木」に属する「クスノキ」「ヒノキ」「マツ」などになります。

槐まとめ

以上がマメ科の落葉高木「槐」の解説となりました。街路樹として存在感を放つ「槐」はとても丈夫で人々に日陰をつくるなどのメリットがある一方、花粉症や落葉などのデメリットもあります。それでも人々の生活を支える街路樹として全国各地に植えられ、夏になると白い花を咲かせて人々に癒しを与える貴重な木となっています。

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