横串(よこぐし、cross-functional)
「横串」とは「縦割りの各組織内の互いに関連のある部署を連携させること」です。自分の部署だけの事情のみ把握しておくだけではなく、他の部署ともコミュニケーションを取っていき、連携させてより大きな範囲で取り組む為に横串を行います。一般的な会話では中々使われることは少ないですが、横串の詳しい解説をしていきます、それでは見ていきましょう。
横串の意味とは
「横串」の意味は以下の通りとなります。
(1)横に並べた小魚を串で刺し連ねること。開いたウナギ・穴子などを横から串で刺すこと。
(2)縦割りの各組織内の互いに関連のある部署を連携させること。また、そのためのプログラム。
組織などについて、「縦割り」に対して、横方向の連携や関連付けなどを表現するために使われる表現です。例えば、ある会社が縦割り組織であるとします。縦割りによって起こる問題の例を出すと、「ある部門の問題意識と別の部門の問題意識が違っていたりする」ということが起こります。その問題を「横串」を通すことにあたって解決することができます。会社という組織においてはそれぞれの専門と役割があって成り立っています。なので、自分の部門のことだけでなく他の部門との密接なコミュニケーションが大事になってきます。つまり、横のつながりです。互いの部門の役割をよく知り、つながりを深めることは起こった問題の解決の為の視野が広くなります。このことが「横串」がもたらす大きな効果なのです。よって、組織をより良い方向へ導く為に議論していくにあたって使われるのが最も多い使い方となります。
横串の由来
2000年前後から会社や組織に「横串」を刺していこうというチャレンジに踏み出した企業が増えてきている流れから来ています。縦割りの組織が多い傾向に対して、”横”という縦の反対の言葉を用いて構成されています。
横串の文章・例文
例文1.縦割りの施策に横串を通す
例文2. 組織に横串を刺す
例文3.日本の縦割りの時代から横串の時代へ
例文4.横串で考えられる人間を評価する
例文5.日本企業同士を繋ぐ、横串力が必要
「横串」を使った様々な例文パターンです。
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横串の会話例
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僕は起業して社長になったんだけど、人が足りなくて人材を募集しているんだよね。
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そうなんだ。理想の人材像とかあるの?
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横串で考えられる人かな。仕事はそれぞれの専門と役割があって事業は成り立っているからね。
各部門の連携はすごく大事だと思うからね。 -
いかにも社長っぽい言い方でかっこいいね。
社長が友達に欲しい人材についての相談をしています。
横串の類義語
横串の対義語には「横断的」「組織内横断」などがあります。
横串の対義語
横串の対義語には「縦割り」などがあります。
横串まとめ
「横串」は会社などの組織においてよく使われる言葉です。日本の会社は他の部門などに所属している人に対して、関わることがそう多くないです。ですが、他の部門と連携することで視野が広くなり、より良い方向へと繋がることがあります。これが会社にとって良い効果を与えることがあるという考え方のもとに使われている訳です。