「横暴」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

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横暴(おうぼう)

「横暴」は度を越して性格が悪い人、無法や乱暴など近寄り難い人に対して使われます。この言葉から良い印象を抱く人は皆無ではないでしょうか? しかし、ドラマや小説などでは、「横暴」というキャラクターが存在する事で作品が際立つのも事実です。また、「横暴」に見えても実際の中身は真逆という事も多々ありますよね。そんな「横暴」について調べてみました。

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横暴の意味とは

「横暴」の意味は以下の通りとなります。
(1)権力や腕力など力に任せて無法や乱暴に振る舞う。力を武器に好き勝手を相手に振るう。
(2)わがまま、わがままを押し通す力を持っている。
(3)周囲の意見を聞き入れず、自分の考えだけを強引に押し通す。
端的に表現するなら、「横暴」とは「物凄く性格が悪い」。この一言に尽きますが、無法や乱暴と強引の二つに分けられそうです。要するに、ガキ大将的で時には暴力めいたもので他者を圧倒する「横暴」、サラリーマンなどにおける(暴力や財力は使わないが)気が強く独断な上司や同僚なども同じく「横暴」となります。この様な人物とは関わり合いになりたくないものですが、実力を備えている場合も多く、優秀が故の裏返しとして他者の声を聞き入れない面もあります。横暴=悪という図式が成り立つほど単純でもなく、だから「横暴な人」は個性とも見られ、出世が早いなど社会的に認められている点も、残念ながらあるのも事実です。

横暴の由来

「横暴」の由来は、残念ながら不明です。諸説として、日本は縦社会なので上の者には絶対服従だが、横(下)の者には何でも好き勝手できるから、というものもありますが、信ぴょう性には欠けます。中国語にも「横暴」は存在し意味合いはほぼ同じなので、それが日本に広まったとするのが自然でしょう。因みに中国語の意味は、暴力的やわがまま、酷いなどとなります。

横暴の文章・例文

例文1.付き合っている最中は物静かな女性だったが、結婚した今ではあまりにも横暴な女に変身し、まるで騙された気分だ。
例文2.スポーツの判定は審判が握っているので、横暴な振る舞いは許されない。
例文3.関電の裏金問題は、経営側の横暴さが際立っている。
例文4.横暴な性格で毛嫌いしていた同僚とお酒を飲んだら、途端に意気投合した。人間の本心とは分からないものだ。
例文5.一般道を途方もないスピードで走る車は、それがどれだけ横暴な行為なのか運転手は気付かないのか?

「横暴」を使った、社会風刺的な例文となります。

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横暴の会話例

  • ちょっと! それ俺が楽しみに取っておいた高級アイスじゃん!

  • 私が食べたかったから、頂いたの! いいでしょう別に。

  • あまりにも横暴じゃない。自分の分は昨日食べて、今日は俺の分も食べるの!

  • 横暴とはいいすぎじゃない? これは許せる横暴でしょう。明日、アイス買ってくるから許してよ。

彼氏のアイスを食べてしまい、「横暴」と文句を言われる女性の反論の会話内容です。

横暴の類義語

「横暴」の類義語には、「制圧」「乱暴狼藉」などの言葉が挙げられます。

横暴まとめ

「横暴」は、自分勝手な行動がより酷くなったもので、腕力や権力などを利用し好き勝手に無法や乱暴を振る舞う行為です。大人の度が過ぎるわがままで周囲が大変迷惑をすると言えば、分かりやすいです。しかし、そんな「横暴な人物」が世に多いのは、実は優秀であったり上司に好かれて出世が早いなど社会的に認めれている面が、多少なりともあるのも事実です。

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