正室(せいしつ)
「正室」という言葉をご存知ですか。あまり聞き慣れていない方は何かの部屋を想像する方も多いのではないのでしょうか。「正室」とは部屋でも室でもなく「妻」のことを指します。正式には将軍や大名がいる時代に使われていた言葉なので馴染みのない方も多いことでしょう。今回は「妻」といっても実際どんな妻の事を指すのかなど「正室」の意味や例文などを詳しく解説していきます。
正室の意味とは
「正室」とは、武家や公家の奥様を表す言葉です。高貴な人物の正式な妻の事を指します。また「正室」他に「正妻」「本妻」といった呼び方をする場合もあります。
正室の由来
正室は、日本の歴史で将軍、大名などの高い身分の者が複数の配偶者を得る場合に、最も身分の高い者を正室と称しました。正室は一人のみが一般的であるが、このことが厳密に規定されるのは江戸時代の武家諸法度以降であり、平安時代の公卿などに複数の正室を迎える例が確認されています。
正室の文章・例文
例文1.正室は多くの妻がいる中で唯一の正式な妻です。
例文2.妻の中でも一番トップに君臨するのが正室です。
例文3.正室は一人でしたが、平安時代には複数の正室がいる事もありました。
例文4.大名や武将は妻の中でも正室を一番大切にします。
例文5.正室が複数人いた平安時代では正室同士が争いをしていました。
「正室」に関する一般的な例文です。
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正室の会話例
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日本は今一夫一婦制が普通だけど明治維新以前は一夫多妻だったんだよ。知ってた?
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えーそうだったの?全然知らなかった。でも昔は正室と側室、愛人がいた事は知ってるよ。
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そうそう!昔は正式な妻として正室がいて後の側室、愛人は正式な妻としては認めてもらえなかったらしいよ!だから常に正室争いがあったらしい。
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そうなんだね。側室、愛人の人は悲しいね。でも昔はそれが当たり前の世界だったから何も思わなかったのかな〜。
「正室」に関する一般的な会話です。
正室の類義語
正室まとめ
「正室」の意味や由来についてお分かり頂けたでしょうか。文頭で「正室」のことを何かの部屋だと勘違いをしていた方はこれを機会にしっかりと学べましたことでしょう。「正室」など日本の昔の用語は普段の会話などにはほとんど使いませんんが、朝ドラなど時代物のドラマなどには頻繁に使われている用語です。「正室」などの言葉を理解することで、より戦国時代などを舞台にしたドラマも楽しめます。これを機会に日本の歴史について学んでみてはいかがでしょうか。