「残虐」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

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残虐(ざんぎゃく)

スプラッター映画では「残虐シーン」がどれほど強烈なのか、それが宣伝文句や人気・売上に直結します。人々の真相心理には「残虐」な作品が苦手や可哀想と言いつつも、「残虐」には興味や関心がとても高いのでしょう。だから、マスコミなども「残虐な事件」ほど大々的に報道しますし、ネット上でも掲示板などで犯人探しは過熱する盛り上がりとなります。それぐらい現代にすっかりお馴染の「残虐」ですが、意味や由来などは詳しく知らないものですよね。

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残虐の意味とは

「残虐」の意味は以下の通りとなります。
(1)人や生き物に対して残忍な行為をする。容赦なく痛めつけるむごたらしい行動。
(2)原形を保てないほど残忍に痛めつけられた後の人間や動物の姿。
(3)別表記「惨虐」も同義となる。
刑事ドラマや小説では残虐な犯人による犯行となると、大半が無残な姿で殺されていますが、中には残虐でも助かっている場合もあります。また、一見すると姿形に変化はなくても、詳しく調べると「残虐」な行為があったと発見できる場合もあります。ですから、痛めつけられた後の状態というのが「残虐」な意味となり、その結果の外傷が分かり辛かったり、死んでいる場合や奇跡的に生き残っている場合もあるという事になります。一般的に「残虐」というと、処刑や血も涙もない非道な殺しなどを想像しますが、凶悪事件そのものを「残虐」と呼ばれる事も多く、その辺りは曖昧な点もあります。実際に自らが手を出さず裏から指示だけでも、「残虐者」や「残虐性がある」と呼ばれる権力者もこれまでに多数いました。よって、残忍や非道な行為をした実行者や指示した権力者、これらと関わりあった人物も含めて「残虐」という扱いになります。

残虐の由来

「残虐」の由来などは分かっていません。中国語で同じような意味の「残忍」が変化したと推測できますが、具体的な詳細は不明です。一説によると、古くからある中国語の「残忍」や「残酷」が、日本流に解釈されその中の一つとして「残虐」が誕生したとなりますが、それを裏付ける情報がありません。余談ですが、近年は「残虐な犯行」が増えている傾向なので、今後もこの言葉を見掛ける頻度は増えていくようです。

残虐の文章・例文

例文1.アメリカでは数か月に一度は、銃による残虐事件が起きている印象がある。
例文2.残虐な事件では無関心で平気なのに、家の中のゴキブリ一匹で大騒ぎをするのが今の人達だ。
例文3.牛肉や鶏肉は好物だが、食肉工場で残虐な殺され方をしている牛や鶏を想像すると食欲を無くす。
例文4.大物が出演する残虐な作品ほど、話題作となるのも事実だ。
例文5.子供一人が行方不明で大騒ぎだが、アフリカや中東で残虐に何百人が殺されても一切報道がされないのが今の日本のマスコミだ。

「残虐」を使った皮肉めいた例文です。

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残虐の会話例

  • どうしたの? 今、大声でキャーって言わなかった?

  • ゴキブリが出たから、大声出しちゃった。ねえ、男なんだから捕まえてよ!

  • 俺が―! それって、発見した方が退治するものじゃない?

  • いいから早くして。でないと、ゴキブリが集団で人間を残虐しにやってくるかも知れないよ。地球の危機を救うためにも、あなたが退治するしかない。

ゴキブリ一匹発見しただけで、「残虐」など理由を付けて男性に退治させようとする女性の会話です。

残虐の類義語

「残虐」の類義語には、「エグい」「八つ裂き」などの言葉が挙げられます。

残虐まとめ

「残虐」は、人や生き物に対して残忍な行為をする事で、痛めつけたり無残な姿にする意味があります。映画などの作品だけでなく実際の殺人事件などでも、凶悪や凶暴さを強調する際に「残虐」が使われる傾向があり、付けられるだけで人々の関心や注目が集まります。

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