「氏子」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

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氏子(うじこ)

「氏子」というこの言葉は、氏神という存在をまつる人々のことを指したものです。
自分を信じることができないあまり行動を起こすことができなくても、何か信仰している存在があることによって行動を起こしていけるというのも、決して悪いことではありませんよね。
私は無宗教者ですが、今回は「氏子」という言葉について、深く掘り下げてみたいと思います。

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氏子の意味とは

氏神という存在が守護している場所に住んでいる、また、その共通の存在を祀っている人達のことを指し示します。「氏」神だから氏子、氏の子と称されています。もともとは「氏族という一族が、祀り上げている神様」という意味を持っていましたが、平安時代以降はその一族だけでなく、その氏族と共に生活を行なっている人も合わせて、氏子と呼ばれるようになりました。

氏子の由来

意味の項目で記述したとおり、使われ始めたのは平安時代より前になります。氏子という言葉は、信仰する人々や、その人数が時代と共に変化していくにつれて言葉自体の呼び方も変わっていきました。
氏子という言葉は氏神という言葉が生まれた後に付けられた言葉であり、その氏神という存在が生まれていた時代の例を一つ挙げると、中臣氏は天児屋命、忌部氏は天太玉命を祀っていたとされており、その天児屋命の方は大化の時代からあったもののため、氏子という言葉も大化の時代からは存在していものと考えられます。

氏子の文章・例文

例文1.僕の父は氏子だ。
例文2.氏神という存在を祀るのは氏子と呼ばれる。
例文3.落語には氏子中というものがある。
例文4.中世において、氏子という言葉は産子という呼び名に変化していった。
例文5.今は神社の氏子区域という場所に住むものを氏子と呼ぶ。

「氏子」という言葉は現在、土地神様という意味にも置き換えられます。

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氏子の会話例

  • 僕の兄は氏子なんだ。

  • 氏子ってなんですか?

  • 氏神という存在をまつる人々のことだよ。

  • 守護神的なやつですかね?

「氏子」のような、あえて聞いたことがなさそうな単語を日常会話に入れてみると、少し話が盛り上がるようなことがあるかもしれませんね。

氏子の類義語

氏子の類義語としては「教区民」や、「仏弟子」などの言葉が挙げられます。

氏子まとめ

氏子という言葉は、古代から中世にかけてその土地の神様である産土神(うぶすながみ)という存在を氏神として祀るようになっていき、近世においてその産土神を祀っている人達に対して産子(うぶこ)という呼ばれ方が使われるように変化していきました。つまりはその神社に居る土地神様を祀る人という意味になるため、参拝をされる方は誰しも氏子であり、土地神様からの祝福を常に受けているということにもなります。明日は今日より頑張れそうですね。

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