水魚の交わり(すいぎょのまじわり)
なんとなくいつも一緒にいる友人や知人というのはお互いにとって必要な存在だったりすることがあるでしょう。そうした関係性に関連した言葉で、「水魚の交わり」という言葉があります。この言葉について解説をしていきたいと思います。
水魚の交わりの意味
水魚の交わりというのは、「魚は水がないと生きていくことができない」という例えから、「欠くべからざる友の存在」と例えたものです。また「離れることができないような親密な間柄や交際」という風にも解釈できます。このことから、主従や夫婦の仲が良いことの例えにも用いられます。ちなみに四字熟語で「水魚之交」とも表すとができ、その際は日本語では「すいぎょのこう」と読むこともあります。
この言葉の元となったのは、中国語の「如魚得水」という言葉で、意味は「水を得た魚のように、自分に最適な環境や境遇を得る」という意味になります。日本語と中国語で若干ニュアンスは変わってきます。
水魚の交わりの由来
この言葉の出所は、三国時代直前の中国において劉備が諸葛亮を臣下とした時から、次第に2人の交友関係が深まっていき、人間関係が親密になっていく様子を表したところから来ています。
水魚の交わりの文章・例文
例文1.水魚の交わりと呼べるような関係
例文2.いつかは水魚の交わりとなりたい
例文3.水魚の交わりという言葉は中国からきている
例文4.劉備と諸葛亮のようのに水魚の交わりとなりたい
例文5.水魚の交わりという言葉の歴史を知る
なかなか日常生活の中では使わないような言葉かもしれませんね。
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水魚の交わりの会話例
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あの二人は本当に仲が良いよね。見ていていつも一緒にいるよ。
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きっとお互いに離れられないくらいの関係なんだろうね。
すごく良いことだね。 -
ああいうのを水魚の交わりって言うんだろうね。
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確かにあの二人にぴったりの言葉だね。
日常会話の中で出るとしたら、自分以外の他者に対して使うことになるのではないでしょうか。
水魚の交わりの類義語
水魚の交わりという言葉の類義語としてあげられるのが、「管鮑之交」や「刎頸之交」という言葉になります。どちらも中国に由来する言葉です。
水魚の交わりまとめ
この言葉を紐解くと三国志の歴史に当たるので、歴史が好きな人や三国志に詳しい人は聞いたことがある言葉だったかもしれません。是非、歴史とあわせて覚えておいてください。