「氷山の一角」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

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氷山の一角(ひょうざんのいっかく)

氷山の一角とは、表に現れているのは物事の一部にすぎないと言う意味の慣用句です。氷山と聞くと海に浮かんでいる氷を想像するでしょう。しかし、見えている部分はごく一部であり海の中にはもっと大きな氷の塊が隠れています。氷山の一角は「目に見えているのは物事のごく一部」であること、つまり「表に現れているのは物事の一部にすぎない」を意味する言葉となります。ビジネスや日常生活の問題においても欠かせない考え方ではないでしょうか。そんな氷山の一角について詳しく解説していきます。

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氷山の一角の意味とは

氷山の一角の意味ですが、「氷山」とは陸から離れた海面を漂う氷の塊のことで、「一角」とは一部分という意味です。海上から目視確認できるのはほんの一部分で海の中には水面上に出ている氷の約7倍にも及ぶ氷の塊が存在します。氷山の一角と言う言葉は氷山と同様に、表に出ていることだけが全てではない、明るみになった問題はごく一部であるという例えから使われるようになりました。ビジネス環境においても表面上は些細なトラブルであったとしても、その裏では多くの問題が潜んでいる可能性があると言うことです。会社内で問題が起こった時に他人事だと思っている人に対して、誰しもが巻き込まれてもおかしくないですよと伝える時にでも使える便利な慣用句です。

氷山の一角の由来

氷山の一角の由来ですが、氷山が見える割合に由来します。ギリシャの数学者であるアルキメデスが発見した「アルキメデスの原理」に基づいて計算すると、海の表面に現れている氷山の割合は、全体の大きさのうち約10%と言うことが証明されています。現在では氷山の表面に現れている大きさは全体の7分の1とも言われています。氷山の一角は「実際に見えている氷山の一部」を指している言葉ではなく海に浮かんでいる氷山のように、目に見えている部分だけが全てではないと言うことです。

氷山の一角の文章・例文

例文1.先日から会社のシステムにエラーが出るようになり調査の結果不具合の場所は明確になったが、この問題は氷山の一角に過ぎない。
例文2.氷山の一角というように、問題解決しようとすれば更に問題が出てきているので、1から見直す必要がある。
例文3.今回のエラーは氷山の一角に過ぎないと思うので、今後また同じことにならないよう今のうちに見直しておこう。
例文4.公開されたコロナ感染者数は氷山の一角です。
例文5.この事件は氷山お一角に過ぎない。
氷山の一角には、ごく一部に過ぎない言う意味を持っていますが、より意味合いを強めるために「氷山の一角に過ぎない」と使われることもあるので、両方を使った例文です。

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氷山の一角の会話例

  • 昨日のテレビでやっていた事件のニュース見ましたか?

  • 大人数が事件に巻き込まれたあの事件ですよね!

  • あの事件は氷山の一角に過ぎないと思うから、自分たちも注意して生活を送らないといけないですね。

  • 本当にそうですよね。自分は起こらないと思ってしまうけど他人事だと思わないようにしないといけませんね。

あるニュースで事件を取り上げていて、他人事ではないことを氷山の一角と言う慣用句を交えた会話文です。

氷山の一角の類義語

「氷山の一角」の類義語は「才能の片鱗をのぞかせる」や「多くあるうちのごく一部」などがあります。

氷山の一角の対義語

「氷山の一角」の対義語は「一切合切」などがあります。

氷山の一角まとめ

「氷山の一角」は「表に現れているのは物事の一部にすぎない」と言う意味を持つ言葉です。巨大な氷山も、実は海の上に見えているのはごく一部であると言うことを例えた慣用句です。見たもの全てではないことを頭のどこかではわかっていても見たものだけを判断してしましがちですよね。そういった時に影では問題が存在していたり取り返しのつかないことが起こってしまいます。なにかが起こったら、原因が必ずあるのでしっかりと解決することが大切です。

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