活殺自在(かっさつじざい)
映画やアニメなどで、ある登場人物が悪役に追い詰められた時に「もう煮るなり焼くなり好きにしろ」と、潔く負けを認めて殺されることを覚悟しますよね。このような生きるか死ぬかの境目のような状況は、私たちは滅多に経験しません。しかし、ある特定の人物に命を握られていると言っても良いほど逆らえない相手っていますよね。そんな相手との関係を表す言葉に、「活殺自在」というものがあります。今回はこの言葉について詳しく解説していきたいと思います。
活殺自在
「活殺自在」とは、「相手を生かすも殺すも思いどおり」という意味があります。少し大袈裟な表現ですが、もう少しソフトにいうと「相手を自分の思う通りに操る事ができる」という意味になるので、日常で使う場合はこちらを意識しておくと使いやすいかと思います。
活殺自在の由来
この言葉の由来は一つずつの漢字を見ればすぐに分かるかと思いますが、「活(生かす)」のも「殺(す)」のも自在(自由)というところから来ています。
活殺自在の文章・例文
例文1.彼は活殺自在と言われるほど嫁の尻に敷かれている。
例文2.彼女は活殺自在な権力を家庭内で持っている。
例文3.彼は自分が活殺自在なポジションにいることを理解すべきだ。。
例文4.私のクラスの担任は活殺自在で、問題児は即刻追放する。
例文5.彼の振る舞いが活殺自在な彼女の逆鱗に触れ、三日間家に入れてもらえなかった。
皆さんは奥さんの尻に敷かれないように慎重にパートナー選びをしましょうね。
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活殺自在の会話例
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ほんと、活殺自在な彼女には困ったよ。
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また何かあったの?
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次の週末の予定について話し合ってたんだけど、一つも僕の意見は聞いてもらえなかったんだ。
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彼女に活殺自在だと思わせるあなたの態度もダメなんじゃない?
どちらか一方が活殺自在だと、支配される側の負担が大きくなってしまうので要注意ですね。
活殺自在の類義語
「活殺自在」の類義語には「生殺与奪」や「絶対的権力」などが挙げられます。
活殺自在まとめ
今回は、「相手を活かすも殺すも自分次第」という意味の「活殺自在」という言葉について説明しました。この言葉どおり、それぞれ違った特性を持つ私たち個人の能力を活かすも殺すも、自分や周囲の人間次第ですが、自分の一番の支配者は自分です。自分の意思を強く持つことによって、自らの行動に責任を持って生きましょうね。