「派閥の壁」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

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派閥の壁(はばつのかべ)

派閥の壁とは、政治における組織内の利害で結びついた人々によって形成する集団同士が対立し、できる障壁のことです。派閥の壁によって政治が停滞するケースもあり、ここに日本政治の最大の問題の一つがあるのではないでしょうか。派閥の壁について、わかりやすく解説をしていきます。

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派閥の壁の意味とは

派閥の壁は、組織や団体において利害で結びついた人々が形成する集団同士が対立し、できる障壁のことです。特に日本の自民党においては1950年台~1970年台が一番派閥の対立や派閥の壁が大きかったと言えるでしょう。
1956年の総裁選挙をきっかけに、そこから離合集散などもありつつ、福田赳夫の十日会系の「福田派」、田中角栄の木曜研究会系の「田中派」、大平正芳の宏池会系の「大平派」、中曾根康弘の春秋会系の「中曽根派閥」、三木武夫の政策研究会系の「三木派」が五大派閥が形成されていきました。
特に日米安保条約の改定を強行するなど、タカ派の筆頭格と言える福田赳夫が率いる「福田派」と中国との国交回復をしたハト派の筆頭格・田中角栄が率いる「田中派」は伝統的な二大派閥となり、長く自民党内に多大なる影響力を及ぼしており、この2人による「角福戦争」も有名ですし、佐藤栄作の後継の座を巡って、「三角大福中」などという言葉も出来ました。

派閥の壁の由来

派閥の壁の「派閥」は政治において議員や党員が利害で結びついて形成する集団を表しています。その言葉に壁という言葉が合わさって派閥の壁という言葉が成り立っています。

派閥の壁の文章・例文

例文1.派閥の壁から次の選挙で彼が当選することは明白である。
例文2.派閥の壁を嘆くだけでは、勝ち抜くことができない。
例文3.今回の自民党総裁選では、党員投票が行われないため、議員票の比重が大きくなり、派閥の壁をより感じるに違いない。
例文4.利害が一致した人たちで結成した集団が派閥の壁を作ったが、そのため消費者はボイコットを行った。
例文5.派閥の壁があることによって少数派の投票は反映されづらい。
これらから派閥の壁という言葉は政治においてよく耳にする言葉であり、使われている言葉ということがわかると思います。特に今回、安倍晋三首相の辞意を受けて選挙が行われるにあたって派閥の壁という言葉を聞いたかもしれません。是非覚えておいてください。

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派閥の壁の会話例

  • 今月の14日に都内のホテルで総裁選が行われるらしいんだけど知っていたかい?

  • そうなのかい。今回は、緊急を要するため、党員投票が行われないからより、派閥の壁を感じそうだね。

  • ほんとそうだよね。党員投票が行われないことに対して不満を持つ人がいるもの当然だよね。

  • うん。まあ、次の総裁が誰になるのか目が離せないよ。

派閥の壁というものは、今日に始まった話ではなく、過去にも派閥というものが存在してきました。また、どんな集団でも派閥というのも少なからずあるのではないのでしょうか。

派閥の壁の類義語

派閥の壁の類義語には、「障壁」「バリア」「党員投票」「派閥」「議員票」などがあります。

派閥の壁まとめ

今日、多くのメディアが政治に関するニュースを報道しているので派閥の壁という言葉を聞くかもしれません。なので是非これを機会に覚えていって使いこなしましょう。また派閥の力が強かったのは1950年~70年代とその力と比例する様に、日本が復興から経済成長を果たしている途中であったのも見逃せません。

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