「浅知恵」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

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浅知恵(あさぢえ)

「浅知恵」とは「浅はかな考えで、知識や経験がないので思慮深さが欠ける事」です。要するに、愚か者が取る愚かな行動といったところではないでしょうか。賢い人は自分の力量を弁えていますが、愚かな人はなぜか自信があったり楽観的、またはプライドから途中で失敗を認められないので、結局は最後まで突き進み最悪な結果となるのです。そんな事態には「浅知恵」が関係をしているのは間違いないと思います。それでは、どんなに優秀でも持って生まれた資質に感じてしまう「浅知恵」についての解説となります。

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浅知恵の意味とは

「浅知恵」の意味は以下の通りとなります。
 (1)浅はかな考え。深く考えていない知恵。小賢しい知恵。
 (2)知識不足や思慮不足などが露呈する愚かな見解。
 (3)間の抜けた考え。
”浅”は「水かさが少ない」「濃くない」「知識や思慮が乏しい」「浅はか」、”知恵”は「物事の道理を判断し処理する心の働き」「物事の道筋を立てて計画し処理する能力」となるので合わせると、乏しい知識ながら無計画で物事を進めるといった感じでしょうか。要するに愚かな考えであり、計画性や計算などは皆無、物事を単純や一直線に考えていて、まったく深く掘り下げていないと理解できます。また逆に、悪巧みなどでばればれな狡賢さや計算高さにも「浅知恵」と使いますが、細部が甘いので結局は成功する事なく終わるというのがよくあるパターンです。従って、子供騙し的なとても短絡的な考えからの言動や対応や行動などを「浅知恵」と表現します。例えば、コロナ渦の緊急事態宣言下でも夜の会合に熱心で、それが発覚した際に平然と嘘を吐き通し後に謝罪会見から離党などは「浅知恵」そのものですし、総理が高額接待の広報官を庇う姿勢も同様にさらにダメージを負うと理解できない欺瞞傲慢からの「浅知恵」が窺えます。

浅知恵の由来

「浅知恵」の由来は、残念ながら不明です。文献としては、近代日本の政治家・末広鉄腸の著書「雪中梅」(1886年)などに文言が記されています。

浅知恵の文章・例文

例文1.子供の頃は浅知恵からバカげた行動を取ってしまうものだが、それが大人になっても繰り返す者をニュースで見ると呆れを通り越して悲しくなる。
例文2.軽い気持ちでの飲酒運転などは浅知恵の最たる例だろう。
例文3.不祥事が発覚した芸能人が勢いと浅知恵から所属する芸能事務所に文句を付けて颯爽とテレビから消えて、その姿はYouTubeで素人と同じような数十年前に流行ったであろう身内ドッキリネタを得意満面に毎回披露する姿で、テレビはオワコンでYouTubeは未来と謳うのだから実に素晴らしい理論で拍手喝采を送りたくなる。
例文4.スマホを絶対的ツールと常に手放せなくなったお陰で近眼から腰痛に頭痛をプレゼントされ、さらには数年に一度の機種変からの高額出費も嵩んでも尚、こんなに便利な物はないと祭り上げるのだから、物事を深く考えられない浅知恵もここまでくれば病的だ。
例文5.ギャンブルや投資に嵌まる人は自分は才能があって儲かると、根拠なき浅知恵から勝負をしてしまうのだろうが、その気持ちはよく分かる。

浅い思考の人達について「浅知恵」を使った例文となります。

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浅知恵の会話例

  • 最近、どうも眼が痛いんだよね。

  • それって、病気じゃないの? 眼科に行きなよ。

  • いや、痛いというのはちょっとオーバーで、違和感がある感じかな。だから、ブルーベリーを積極的に食べているけど、効果はないね。

  • それって浅知恵じゃない? ブルーベリーは視力回復でしょう! あれ、これも今は違うんだっけ?

男女2人がブルーベリーの効果について会話を繰り広げています。

浅知恵の類義語

「浅知恵」の類義語には、「猿知恵」「子供騙し」「浅薄」「茶番」などの言葉が挙げられます。

浅知恵まとめ

「浅知恵」は実に浅はかな考えからの言動や態度や対応などで、物事を深く考えていないからこそ軽い知恵で上手くいくと思ってしまうのでしょう。一般的にはそんな対応をする大人に対して用いる傾向で、それは失敗を隠そうとする際に妙な悪知恵を働かせて発覚すると「浅知恵」と表現されます。

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