淋病(りんびょう)
もしかして…?と不安に思っても近しい人に、なかなか尋ねることができないのが性にまつわる病気です。最近よく耳にすることが増えてきた性病に、淋病があります。淋病とはいったい、どのような症状の出る病気なのでしょうか。自分のボディのことを正しく知って、健やかな毎日を目指していきましょう。
淋病の意味とは
淋病の正式名称は「淋菌感染症」です。淋病を引き起こす淋菌に感染することにより、性器を中心に体に不快な症状が出る病気のことを指しています。淋病に感染すると、男性の場合トイレに行くたびに強い痛みを感じるようになります。性器から膿が出てきて、まれに強い痛みにより歩くことができなくなる場合もあります。また女性の場合は男性ほど強い症状はみられないものの、生理ではないのに血液が漏れる・おりものが増えるなどの症状があらわれます。
淋病の由来
淋病に関する記述は、なんと旧約聖書にも残されています。淋病を引き起こす菌が解明されるようになったのは、日本の明治時代といわれています。最近では医学の発展とともに、淋病の治療方法も多岐にわたるようになってきました。淋病は放置しておくと男性の場合精子がきちんと作れなくなったり、女性の場合出産時にリスクの高い合併症を引き起こす場合もあります。淋病に対応する飲み薬を飲むことによって、約3日で体は元の状態に戻るようになります。淋病は正しくケアすることできちんと治せる病気、恐れ過ぎないことも大切です。
淋病の文章・例文
例文1.淋病の疑いがあるので、念のため検査をおこないます
例文2.淋病の治療薬には、どのような種類がありますか
例文3.淋病は正しく治療をおこなうことで、確実に治せる病です
例文4.淋病と診断されて、頭の中が真っ白になった
例文5.淋病の可能性があるので、検査入院をおすすめします
男女差がある淋病の症状ですが、放置しておくと不妊や出産時の合併症を起こしやすい重篤な病です。淋病かな…と思ったら、まずは専門の医療機関に足を運ぶことが大切です。
淋病の類義語
淋病と同じように、近年目立って増えている病気のひとつが梅毒です。梅毒は梅毒トレポネーマと呼ばれる菌が体内に入り、性器が軽くはれます。3カ月程度そのまま放置しておくと、今度は手や足・ボディのあちこちに発疹のような赤い模様があらわれます。発疹が消えたあと数年後に筋肉や骨などに腫瘍があらわれ始め、最悪のケースでは死にいたることもあります。淋病と間違えやすい性病のひとつですが、梅毒も淋病と同じように抗菌薬を飲むことにより完全に治すことができます。
淋病まとめ
淋病は性病のひとつで、淋菌と呼ばれる菌に感染することによって諸症状があらわれ始めます。淋病の症状として男性は排尿時の痛み、歩行困難などがあります。女性はおりものの増加や、不正出血などがあります。淋病は内服薬を飲むことによって、完治できる病です。正しい知識をもって、正しい治療にのぞむことが重要になります。
「淋病感染症とは・国立感染症研究所」
上記に、淋病に関する詳しいページがありますので、気になる方は確認してみてください。