「淡粧濃抹」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

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淡粧濃抹(たんしょうのうまつ)

「淡粧濃抹」とは「女性の化粧は趣があって美しい」という事です。薄化粧でも厚化粧でも素晴らしいと称えているのがこの言葉の特徴で、そこが特別な存在感を発揮しています。また、容貌や装いなども含めて美しいとなるので、化粧だけに縛られず女性という大きな枠組みで語っているのが、まるで現代のハラスメントを先取りしていると感じられます。そんな女性の美を表現する「淡粧濃抹」についての解説です。

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淡粧濃抹の意味とは

「淡粧濃抹」の意味は以下の通りとなります。
(1)美しい女性の容貌や装い。
(2)淡い化粧も濃い化粧も趣があって美しい。化粧をする女性を称賛する言葉。
(3)女性の化粧と女性の美しさを称える言葉。
(4)「たんしょうのうばつ」とも読み、「淡粧濃沫」とも書く。
”淡粧”は「薄化粧」「淡い化粧」、”濃抹”は「厚化粧」「濃い化粧」で、そこから上記の様な女性の容貌や化粧した姿を美しいと称える言葉です。具体的には薄化粧でも厚化粧でも趣があるとして、また化粧ではなく外見や装い・服装なども含めているので、要するにどんな女性も美しいとも解釈できます。さらに拡大解釈をするなら、古代中国では美人は外見はもちろんながら品性や知性も備わっていたので、そんな高貴な女性を限定して「淡粧濃抹」と表現したとも推測できます。実際の使い方としては、「淡粧濃抹を施す」「淡粧濃抹の美貌」「淡粧濃抹を落とす」といった風になります。

淡粧濃抹の由来

「淡粧濃抹」の由来は、中国北宋時代の政治家・蘇軾の詩「湖上にて飲む初め晴れ後雨ふる」となります。

淡粧濃抹の文章・例文

例文1.姉は淡粧濃抹をすると別人に生まれ変わり、まるでモデルや女優のようだが、家でのすっぴん姿は彼氏にも見せられないそうだ。
例文2.最近は若い年代を中心に男性でも化粧をしていて、淡粧濃抹を意識するのがちょっとした常識になっている。
例文3.友人は女性芸能人は綺麗で美人ばかりと信じているが、淡粧濃抹では飽き足らず整形まですれば誰でもそうなる事を知らないようだ。
例文4.結婚式での妻の淡粧濃抹な姿は、国宝級の美しさだと親戚一同がざわついたほどで、夫としても鼻高々だった。
例文5.ひと昔前はデパートの化粧品売り場に女性が大勢詰めかけ、淡粧濃抹なメイクをしてもらって最後に商品を買うのが常識だった。

「淡粧濃抹」を女性の美しさやメイクとした例文です。

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淡粧濃抹の会話例

  • 最近、あまり化粧をしなくなったよね?

  • やっぱり気が付いた。コロナでマスクしているし、リモートワークになると前みたいにキチッとはしないよね。でも、一応は薄化粧なんだよ。

  • 化粧は肌に負担も大きいしね。俺は今のメイクに大賛成だよ。

  • コロナが終息したらまた私の淡粧濃抹な姿を見せるから、それまで艶姿は我慢してね。

コロナとリモートワークで薄化粧に変化したという夫婦の会話です。

淡粧濃抹の類義語

「淡粧濃抹」の類義語には、「粉粧玉琢」「粉白黛墨」などの言葉が挙げられます。

淡粧濃抹まとめ

「淡粧濃抹」は化粧をした女性を称える言葉で、薄化粧や厚化粧のどちらの女性も趣があり美しいという意味です。また、容貌や装いという事でもあるので、化粧を含めて女性は全て美しいと表現しています。

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