「深読」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

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深読(ふかよみ)

「深読」とは「文章や言動を表面通りに取るのではなく、その裏にある意図を汲み取る事」です。名探偵や名刑事は事件が起こる度にいつも「深読」しますが、その深すぎるものの見方によって犯人を探し出して事件を解決します。ですから「深読」の能力が高いほど優秀な人ともなるのですが、少々面倒なタイプの人とも受け取れます。

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深読の意味とは

「深読」の意味は以下の通りとなります。
(1)文章の意味を深く理解する事。
(2)文章の背景にある意図を汲み取り理解する事。
(3)他人の言動や文章や事情などを必要以上に深く読み取る事。
「深読」は文章を深く理解し、その裏にある背景や作者の考えなどまでを読み解く事です。そこから、他人の言動や仕草・態度などからどんな意図があるのか色々と考え読み取るのも「深読」となります。ですから、文章の場合は「熟読」や「精読」に近く、言動の場合は「推察」や「推測」にも非常に近い意味合いがあります。この「深読」をすると、物事を表面からだけでなく裏にある事実を探ろうとするので結果的には思考力や読解力のアップにも繋がり、身も蓋もない言い方なら賢くて優秀な人は全員が「深読力」が高いともなります。具体的に「深読」を高めるには日頃から本や新聞を読む習慣を身につけて、分からない所は調べて内容をきちんと理解した上で筆者の意図を考えるようにすれば、次第に「深読力」が高くなっていきます。一方、日常会話などで常に相手の真意を汲み取ろうと「深読」ばかりしていると自分が疲れるだけでなく、相手からも嫌われるので注意が必要です。

深読の由来

「深読」の由来は残念ながら不明ですが、文献としては近代日本の小説家・中村真一郎の著書「恋の泉」などに文言が記されています。

深読の文章・例文

例文1.元刑事の夫は今は生命保険会社で調査員の仕事をしていて、同僚達からはどうしても加入者の裏事情などを深読する事を期待されとても困っているそうだ。
例文2.読書は本来は普通に読むのが一番だが、SNS社会なので何かしらの意図を探るように深読するのが当たり前になってしまった。
例文3.深読しすぎな性格でいつも友達から嫌われてしまう。
例文4.大物芸人の騒動がネットを騒がせているが、週刊誌への反論めいたSNSがとても浅く感じるのは深読しすぎだろうか。
例文5.政治家の発言には何かしらの別の意味があるのが多く、だからこそワイドショーのコメンテーターなどが真剣に深読をしてあれこれと饒舌に語るが、プロデューサーからしたらそれよりも出演者として台本をもっと深読しろと言いたくなるのが本音に決まっている。
「深読」を使った例文となります。

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深読の会話例

  • だから違うって。給料を競馬に使ってないって。

  • じゃあ、どうして給料日から数日で全額がないのよ?

  • それは…、とにかくあまり深読や勘繰りするのはやめろって。今度こそ食事に連れてくから。ただ、今はその給料を使ってしまったから…、許してくれ。

  • あなたと結婚するのは怖くなったわ。どうしてそんなにお金を無計画に使えるかな。

散財癖がある彼氏とその彼女の会話となります。

深読の類義語

「深読」の類義語には「熟読」「味読」「閲読」「愛読」「耽読」「推測」「推察」「勘ぐる」「裏読み」「詮索」「深慮」などの言葉が挙げられます。

深読の対義語

「深読」の対義語には「浅はか」「浅薄」「見誤る」「無思慮」などの言葉が挙げられます。

深読まとめ

以上が文章や会話を必要以上に深く読み取る「深読」についての解説でした。物事の表面だけを捉えて終わってしまうと、実は半分しか理解できていない場合も多く、だからこそ真意を汲み取る為にも裏側には何があるのかと想像力を働かせるのです。もちろん深い意味はなく余計な事で終わる可能性もありますが、真実や事実を掴むには「深読」が必要不可欠なのです。

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