漏洩(ろうえい)
「漏洩」とは、物理的な意味、また情報的な意味において、それが漏れることを表した言葉です。
「漏泄」という書き方で表すこともできる言葉となっています。
一番よく見かける形としては「情報漏洩」といった表現なのではないでしょうか?
今回はそんな「漏洩」という言葉について、深く掘り下げていきたいと思います。
漏洩の意味
漏洩とは、ビジネスの場における機密情報の扱いなどにおいても用いられる言葉で、水などの液体や、文書や電子データなどの情報がそれまで存在していた場所から外部に漏れる、また所持していた状態から外に流れていってしまうことを表した言葉となっています。
よく忘れ物落とし物をされる方は注意が必要なことかもしれませんね。
漏洩の由来
一説ではこの言葉は明治の20年頃、1887年の時。官吏のルールに関して書かれた本「官吏服務紀律」というものの中にて「官の機密を漏洩すること」という、情報における同じような意味を持つ言葉として登場しており、ここでの登場が語源であり由来ではないかとされています。
漏洩の文章・例文
例文1.個人情報が漏洩した。
例文2.なんてこった、ジュースが漏洩しているじゃないか。
例文3.どこからこんな重要な情報が漏洩してしまったのか。
例文4.うわ漏洩している!みんなまずインターネットを切って!
例文5.特に何も考えずSNSに載せた情報が、重大な漏洩事件へと発展してしまった。
漏洩という言葉は漏れたという場面において使うことができる言葉であるため、深刻な状況においても、コミカルに感じるような場面においても、用いることができる言葉です。
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漏洩の会話例
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佐藤さん、この情報慎重に扱ってくださいね。
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はい!絶対漏洩しないようにします!
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佐藤さんの机の上の水は絶賛漏洩中みたいですよ。
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うわほんとだ!
漏洩という言葉は物理的な意味、情報的な意味、二つの扱い方ができる言葉ですが、やはりどちらかというと情報に関して用いられる場面の方が多い言葉かもしれませんね。
漏洩の類義語
漏洩の類義語としては、「身元が割れる(みもとがわれる)」、「正体がばれる(しょうたいがばれる)」などが挙げられます。
漏洩まとめ
最近では新元号に関する情報がどこからか漏洩した、新しいiphoneに関しての情報がどこからが漏洩したなど、なぜその情報が漏洩したのか、一見疑問に思ってしまうような漏洩事件もたびたび起こっているものですよね。
情報漏洩というものは自分がしっかり管理できているつもりであっても、その情報を知っている人であれば誰でも起こしかねないことであると言えるため、しっかりとした情報漏洩対策をしたい方は自分だけでなく周りの方にも無理のない範囲で情報漏洩に対する注意を心がけるべきなのかもしれませんね。