「漸く」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

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漸く(ようやく)

「漸く」という文字が文中に出てきたときに、読み方に詰まってしまう人は意外と多いようです。読めないと恥をかいてしまう事もありますので、覚えておきたいところです。しかし聴けば、すぐわかる為、その意味はほとんどの方は理解しているでしょう。ここでは「漸く」の意味や由来、使い方や類義語について解説していきます。

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漸くの意味とは

「漸く」は「ようやく」と読みます。読みが分かるとその意味を理解するのはたやすいと思いますが、「やっと」「かろうじて」「だんだんと」という意味があります。意味の間違いよりは「しばらく」や「いさぎよく」等と読み間違えることが多いかもしれません。

漸くの由来

「漸く」は、さんずいへんに「斬る(きる)」という字が組み合わさっています。「水の流れを絶ち切って少しずつ物事が進行する様子」から成り立った言葉と言われています。このイメージを持っておけば読み方に悩むことも少なくなるでしょう。

漸くの文章・例文

例文1.長年夢見ていたことが漸く実現した。
例文2.長い道のりだったが漸くゴールが見えた
例文3.漸く手に入れた代物だが、期待外れだった
例文4.用事があると出かけて行ったが、漸く帰ってきたようだ
例文5.漸くは漢字で書くと難しく、読みにくくもある
日常会話では「漸く」よりも「やっと」という言葉の方が多く用いるかもしれません。逆に小説や書籍では少し堅めに「漸く」と表現するケースもあります。文字数も「漸く」の方が短く済みますので、字数制限がある場合などは漢字での表記も覚えておくと便利かもしれません。

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漸くの会話例

  • ずっと待ってたゲームの新作が来月に発売されることが決まったんだ。

  • 良かったじゃない。それで、来月はそのゲームをやりこむの?

  • もちろんさ。漸く発売されたゲームだからね。遊びつくすよ。

  • 私にもそういう夢中になることがあればいいのに。

みなさんもこの言葉はよく使用するのではないでしょうか。漢字表記にも対応できるようにしたいですね。

漸くの類義語

類義語には、「やっと」「ついに」「いよいよ」等があります。長い間待ち望んで、もしくは長い間苦労や我慢をして、その結果こうなった(報われた)という流れで使われることが多いでしょう。英語では「finally」が同義語になり、文脈により「ついに」「ようやく」「やっと」と訳されます。

漸くまとめ

「漸く」は誤読しやすい漢字なので記載者側があえて平仮名で表記することも多いですが、読み手としては是非読み方と書き方を知っておきましょう。同時に、「暫く(しばらく)」や「潔く(いさぎよく)」等、「漢字1字+く」で構成される言葉についても学習しておくことをお勧めします。

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