「火の車」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

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火の車(ひのくるま)

家計や生活が苦しい例えとして、「火の車」と聞いた事がありませんか? ひと昔前の漫画などでは度々登場しましたが、現在は少なくなりつつあるかも知れませんね。その代わりに飲食店名となったり、最近では有名な某社長の記事で経済状況を説明する際に使われています。そんな「火の車」について解説をさせて頂きます。

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火の車の意味とは

「火の車」の意味は以下の通りとなります。
 (1)家計や経済状況がとても苦しい。その際の決まり文句の一つ。
 (2)事業や商売など経営が苦しい。また必要とするお金が集まらない状況。
 (3)地獄にあるとされる炎に包まれた車(台車)。
 (4)「火車」(かしゃ)の訓読み。
一般的には、家計や経済状況、自営業などで売上が苦しい際に、その状況説明として「火の車」と言います。一部例外として、昔話や怪談などで伝えられる、地獄のなどが引っ張る炎で包まれた台車も、「火の車」と呼びます。最近では、ファッション通販”ゾゾタウン”の前社長・前澤氏に関して、大金持ちの印象が強かったが実は借金が多く「火の車」だったという記事が掲載され、話題となりました。「火の車」はインパクトを与える言葉なので、単に”借金”や”負債”とするよりも執筆側に好まれるのでしょう。

火の車の由来

生活苦や経営難での「火の車」もその由来は、前述した地獄の炎に包まれた台車とされています。平安時代の「今昔物語」などでは、悪人などが死んでしまうと、地獄から「火の車」が迎えに来ると言い伝えられています。それがいつしか、生活苦や経営難を例える際にも、「火の車」に乗せられる苦痛に例えて呼ばれるようになりました。

火の車の文章・例文

例文1.今月はバイト代が入らないので生活は火の車で、食事代も切り詰めるしかない。
例文2.高級スマホを一括購入したので、火の車状態に陥った。スマホを買わなければ良かったと後悔しているが後の祭りだ。
例文3.子供の頃から貧しかったので、火の車には慣れっこだ。
例文4.火の車生活から脱却しようと、資格を何個も取得して今では余裕ある生活を送っている。
例文5.マイホームと新車を購入したが、半年後に妻が離婚して去っていった。残ったのはローン払いだけで、空しくも悲しい火の車になっている。

「火の車」を使った悲しい状況、苦しい生活から抜け出した等の例文となります。

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火の車の会話例

  • 今月は支払いが多く、給料以上に支出となっています。

  • 大丈夫。火の車のような状況じゃない。少し、お金貸そうか?

  • 優しいなーありがとう。でも、給料以外にも投資の配当、バイト代、家賃収入なども入るから、実は結構余裕があるから大丈夫ですよー。

  • 何それ、全然平気じゃないの。もしかして、余裕があるから買物を沢山して支払い多くなっただけでしょう。心配して損をした。私の方が、全然火の車で辛い毎日だからね。

生活苦で「火の車」状態だと思った男性が実は余裕があり、それに憤慨する女性の会話です。

火の車の類義語

「火の車」の類義語には、「金欠」「ジリ貧」などの言葉が挙げられます。

火の車まとめ

「火の車」は生活苦や経済状況が苦しい際の例えとして使われる言葉です。借金をしたり、お金に余裕がない時に「火の車」とすると、誰もが理解できるので使いやすい言葉であります。元々は、地獄にある炎で包まれた台車とされ、それが時代変化で生活苦などの状態を表現する言葉となりました。

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