火牛之計(かぎゅうのけい)
火牛之計とは、牛の角に刀剣をくくりつけ、牛の尾に火をつけて、敵陣に突撃させる戦法のことです。中国などで太古に行われた戦では、この戦法が使われていたこともあったそうです。騎馬戦というものを今でも耳にするように人の争いには多々動物が登場します。今回は、そんな火牛之計について説明していきたいと思います。
火牛之計の意味とは
火牛之計の意味は、牛の角に刀剣をくくりつけ、牛の尾に火をつけて、敵陣に突撃させる戦法のことです。戦においては様々な作戦が考えられてきました。中には、無謀と思われるようなものもあります。火牛之計は、木曾義仲が実用していた作戦とも言われています。
火牛之計の由来
火牛之計の「火牛」は、牛を燃やすことを表していて、「計」は作戦のことを表しています。これらの言葉を組み合わせて火牛之計という言葉が使われるようになったと考えられています。ちなみに火牛之計は、火牛の計と簡単に表現されることもあるので合わせて覚えておくといいと思います。
火牛之計の文章・例文
例文1.この戦いでは、相手の意表をつくため、火牛之計を実行する。
例文2.この戦いでは、人数差があるので、火牛之計で敵と互角に戦えるようにする。
例文3.火牛之計を用いることによって敵の歩兵を一気に敵陣まで追い込む。
例文4.火牛之計を行うにあたって途中で刀剣が落ちないよう、十分に固定する。
例文5.火牛之計がこの戦いの勝敗を分ける要因となった。
これらから火牛之計という言葉は、戦を行うときに主に使われる言葉です。
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火牛之計の会話例
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この戦いでは、私達の軍の方が圧倒的に人数が少なく不利です。
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わかっているよ。だからこそ勝利のためには、作戦を練って戦う必要があるんだ。
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そうだね。この戦いにおいて火牛之計を用いるのはどうかな。人数差を埋めることができるかもしれない。
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作戦の中に、組み込んでみるよ。火がついた牛の凶暴さを見せつけてやるよ。
これは、争いの前に作戦を練っている様子です。
火牛之計の類義語
火牛之計の類義語には、「田単」「三国志」「倶利伽羅峠の戦い」などがあります。
火牛之計まとめ
歴史を勉強する機会があれば、昔にあった戦いや争いについて学ぶこともあると思います。今日では、また昔の戦いをモチーフにした小説やゲーム作品など様々なものがあります。もしかしたらそんなときに、火牛之計という言葉を耳にすることがあるかもしれないと思います。そんなときのためにも、火牛之計の意味を理解して覚えておけるといいと思います。