「点滴穿石」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

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点滴穿石(てんてきせんせき)

「点滴穿石」とは「小さい事でも努力をすると、大きな結果につながる」ということを意味しています。何か成果をあげようとした時に、少しずつ準備をする人が多いのではないでしょうか。いきなり大きな成果をあげようと思っても上手くいかないことの方が多いと思います。そんな時少しでも努力を続けることが大きな成果につながることを表す四字熟語になります。今回はそんな「点滴穿石」について解説を行います。

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点滴穿石の意味とは

「点滴穿石」とは「小さい事でも努力をすると、大きな結果につながる」ということを意味しています。礼を出すと、目指している大学があるとします。その大学は今の自分の実力では入れない可能性が高い状態です。この状態の時に、いきなり志望大学の赤本を勉強しても、基本解けない人がほとんどだと思います。この時に少し問題のレベルを下げて、応用問題ではなく基本問題から始めることで解けるようになります。その行動を繰り返すことで志望大学に合格する、という結果に繋がります。このようにいきなり大きな成果をあげれなくても、少しずつ努力することで、最終的には大きな成果につながるという意味で使うことができる四字熟語です。

点滴穿石の由来

「枚乗」という前漢の文人がいました。その枚乗について書かれた漢書があり「枚乗伝」と呼ばれています。「点滴穿石」はこの「枚乗伝」が言葉の由来とされています。この書には「泰山の霤は石を穿ち」という文章があります。この文章は「泰山と言われる山から染み出ている雨のしずくが、ゆっくりと滴って石を砕いた」という意味になります。そこから、「小さい事(ゆっくり雨のしずくが滴る)でも、長く続けることによって大きな結果に繋がる(石に穴をあけることができる)」という意味で使われています。

点滴穿石の文章・例文

例文1.大学の研究は細かくて作業として面白くないが、成功すると多くの人が救われるため点滴穿石の気持ちで続ける。
例文2.毎日の食生活を少し変えた、点滴穿石でそこから健康に過ごせている。
例文3.どれだけ辛い事でも、点滴穿石いつか努力が実ることになる。
例文4.毎日わからない問題を一つ一つ解決した。点滴穿石でテスト前に勉強しなくても好成績を残せた。
例文5.昔から絵を描くことが好きで、筆を持たない日はなかった。点滴穿石というが、そのおかげで今は画家になれた。
様々な「点滴穿石」についての例文となります。

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点滴穿石の会話例

  • 今会社が赤字らしいよ。

  • そうみたいだね、だからこそ安い値段の案件でも受けないとだ。

  • うん、点滴穿石。そのお金が黒字に変えるかもしれないもんね。

  • その意気だよ!頑張って会社を立て直そう!

会社に貢献するために意気込む二人の会話です。

点滴穿石の類義語

「点滴穿石」の類義語には、「積土成山」「雲外蒼天」などの言葉が挙げられます。

点滴穿石の対義語

「点滴穿石」の対義語はありませんが、似た意味の言葉では「旧態依然」などの言葉が挙げられます。

点滴穿石まとめ

相手が努力しても心配そうにしている時に励ます言葉としても使用でき、相手がいきなり無謀なことをしている時にたしなめる時にも使用できます。ビジネス面でも部下を教育する場面等で使える場面が多いため、覚えておくと便利な言葉です。今回はそんな「点滴穿石」について解説を行いました。

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