烈火のごとく(れっかのごとく)
誰しも勢いの止まらない炎のような怒りに包まれた経験は、一度や二度あるものではないでしょうか?そんな時の感情の変化や状況を表す言葉として使われるものになります。
今回はそんな「烈火のごとく」という言葉について、深く掘り下げていきたいと思います。
烈火のごとくの意味とは
「烈火のごとく」とは、炎が激しく燃え上がる様子を表す「烈火」という言葉と、その燃え上がる様子を他の言葉に繋げる「ごとく」という二つの言葉が合わさることによって、「まるで燃え広がる炎のようなー」という表現で扱うことができる言葉となっています。
烈火のごとくは一般的に強い怒りを表す場面で使われます。
烈火のごとくの由来
「烈火のごとく」という言葉は東京新繁昌記という、明治の時代の文学家である服部誠一という人が書いたコントのような記録書の中に「舌戦益々熾(さかん)にして烈火の如く」という形で登場し、この一文が由来になっていると考えられます。
ちなみに「烈火」という言葉はもっと以前から使われている言葉となっております。
烈火のごとくの文章・例文
例文1.テストで赤点を取った。母は烈火のごとく怒っている。
例文2.友達は烈火のごとく怒る。誤って彼のセーブデータを消してしまったからだ。
例文3.烈火のごとく怒る気持ちになる事件が起こった。
例文4.烈火のごとく怒る先生の言葉には優しさが滲んでいた。
例文5.日常的に烈火のごとく怒る相性だった二人も今では仲睦まじい間柄だ。
烈火のごとく怒られるのは誰しも嫌なことですよね。
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烈火のごとくの会話例
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さっき部長が烈火のごとく怒ってましたけど、列さん何か心当たりあります?
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あ、もしかしたらあの件かもしれないです。
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あの件てなんですか?
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この間香さんが社用車に傷を付けて報告せずにいた件です。
誰かを烈火のごとく怒らせてしまうような状況にならないよう、常に誠実であるべきなのかもしれませんね。
烈火のごとくの類義語
烈火のごとくの類義語としては「怒涛のごとく」や、「勢いを増して」などの言葉が挙げられます。
烈火のごとくまとめ
性質的に短気な方はよくこの言葉の状態になる場面に心当たりが多いかもしれません。ですが烈火のごとく怒る気持ちに身を任せても、あまりよくない結果に繋がりがちなものです。
そんな方は自分のためにも、烈火のごとく怒る状態になってしまわないよう、普段からこの言葉を意識してみるのも悪くはないかもしれませんよ。