無定見(むていけん)
無定見とは、己の揺るがない意見をもっていないことです。相手に自分の考えを否定されたり、周囲の人の意見に合わせようとしたりして意見が次次と変わる人がいると思います。そんな人を無定見といいます。多くの人と話し、様々な価値観に触れれば少し考え方が変わってくることもあると思います。
無定見の意味とは
無定見の意味は、己の揺るがない意見をもっていないことです。深く考えていない物事に対しての意見は、ちょっとした刺激を受けるだけで変わってしまうことがあります。何度も何度も反芻して繰り返し考えることをすれば自分の意見、見解をもって発言できるようなるはずです。
無定見の由来
無定見の「無」とは、否定を表した言葉であり、「定見」は己の揺るがない意見のことです。これらの言葉を合わせて無定見は他人の意見に左右され、確固たる意見をもっていないという意味で使われるようなったと考えられます。
無定見の文章・例文
例文1.無定見である彼は、他人の意見にすぐ影響され意見を変えてしまう。
例文2.意見がコロコロと変わる彼女さまはまるで無定見である。
例文3.私はよく無定見と言われるが、その場その場の状況に応じて一番適した選択肢を選んでいる意見を言っているだけである。
例文4.無定見だった彼であったが多くの経験を積んで自分の意見や考えてを言えるようになった。
例文5.自分には、確固たる意見がなくディスカッションしているうちに自分の無定見が露呈してしまった。
これらから無定見は、すぐ人の意見に左右されて意見が変わってしまう様子を表すには最適な言葉です。
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無定見の会話例
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この前多くの人を交えてあるテーマについてディベートを行ったんだよね。
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そうなのかい。どんな内容だったんだい。
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テーマはご飯とパン日本の代表的な朝食はどっちというものだったんだけど相手が話しを進めるのが上手くてね。僕はすぐ意見が変わっちゃったよ。
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それじゃ無定見じゃないか。ディベートでは意見を戦わせることも重要なことのうちの一つだよ。
彼は話し合いをしたときに意見がすぐ変わってしまったと言っています。彼は無定見と言われるのも無理はないです。
無定見の類義語
無定見の類義語には、「不見識」「無差別」「底抜け」などがあります。
無定見まとめ
自分の変わらぬ意見をもつことも大切です。それは何かを成し遂げるときに揺るぎない強さとなるからです。しかし、誰の意見にも耳をかさなければ、頑固や自己中と思われてしまうこともあります。柔軟な考え方を併せもてるとより良いです。