無鉄砲(むてっぽう)
「無鉄砲」とは、後先のことをほとんど予測せず、勢いだけで行動を起こしてしまう様な人や状況を表した言葉です。考えすぎて行動を起こせないというのも問題ですが、何も考えず行動した結果周りに迷惑をかけてしまうのも問題ですよね。
今回はそんな突っ走り気味な人がいた時などに使うことができる「無鉄砲」という言葉について、ご紹介いたします。
無鉄砲の意味とは
「無鉄砲」とは、字面の通り解釈すれば鉄砲一つすら持つことなく、敵地へ攻め込んでいく武士のような勢いだけの人や状況を表現する時によく使われます。「弾丸のような勢いで事を起こす」こう表現するとより無計画に突っ込んでいくイメージが浮かびますね。
無鉄砲の由来
ただ、無鉄砲という言葉はあて字で、江戸時代の戯作者、柳亭種彦が書いた柳亭記の中に出てくる無手法(むてほう)という言葉の音が変化したことによって生まれたことが出典とされています。
無手法は一つの手段も持たないままに行動を起こすことを意味します。
無鉄砲の文章・例文
例文1.無鉄砲な生き方に憧れる。
例文2.あいつはなんて無鉄砲なやつなんだ。
例文3.無鉄砲に多額の借金をしてしまった。
例文4.この無鉄砲な男の計画に、自分も乗っかってみるか。
例文5.これほどのことを成せたのは、自分がものすごい無鉄砲な性格だったからだろう。
無鉄砲という言葉は、めちゃくちゃな行動を起こす人がよく周りにいる人ほど自然と出てくる言葉かもしれませんね。
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無鉄砲の会話例
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実はこの間、自分もYouTuberになりたくて動画をアップロードしてみたんだけどさ。
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いきなりですね。それで?
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動画の内容がマズかったみたいで、すごい低評価付けられちゃった。
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無鉄砲に行動するからですよ。
無鉄砲という言葉は今のインターネット文化において非常に使いやすい言葉かもしれませんね。
無鉄砲の類義語
無鉄砲の類義語としては「猪突猛進」「無謀」などが挙げられます。
無鉄砲まとめ
最近は特にYouTubeやツイッターなどでこの無鉄砲という言葉が当てはまる行動を起こしてしまった人が炎上している光景をよく目にしますが、彼らのような、無鉄砲な人だからこそ辿り着ける場所もあることと思います。
考え過ぎて前に進めないことがよくある方は、「無鉄砲」な生き方に身を委ねて突き進んでみるのも悪くはないかもしれませんよ。