「熟年成人式」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説！

熟年成人式(じゅくねんせいじんしき)

｢熟年成人式｣とは｢新潟県燕市の老人クラブが毎年開催する80歳の高齢者を熟年成人として長寿を祝うイベント｣です。高齢者の健康や長寿を祝うイベント毎は全国各地で行われていますが、その着眼点や独自性から注目を集めているのが燕市の老人クラブが独自開催してすっかり地元の名物となっている｢熟年成人式｣です。

熟年成人式の意味とは

｢熟年成人式｣の意味は以下の通りとなります。
　(1)新潟県燕市の老人クラブ｢シニアセンターよしだ｣では還暦を迎えた60歳をゼロ歳とカウントして20年が経過した80歳を｢熟年成人｣と扱い、今後の健康や長寿にこれからもクラブ活動に参加して欲しいと願い毎年｢成人の日｣に開催するイベントの名称。
”熟年”は｢日照りや水害がなく収穫が順調な年｣｢人間が成熟した年代｣｢老年や中高年｣、”成人式”は｢2022年から満18歳に達した者を大人として認め自治体や企業が行う儀式｣で、簡単に言えば高齢者版の成人式が｢熟年成人式｣です。しかし、全国規模で行われている訳ではなく、飽く迄も新潟県燕市の一老人クラブである｢シニアセンターよしだ｣が自主的に開催しているイベントという扱いです。当初は地域の話題作りや高齢者を楽しませる為に開催していたのは否めませんが、2023年1月9日の開催で28回目となり確実に定着を果たしています。｢熟年成人式｣の参加条件は還暦の60歳でリセットし20年が経過した会員を｢熟年成人｣と認定するので、80歳の高齢者だけとなります。出席者を集めて記念撮影を終えた後は、フラダンスや詩吟やカラオケ大会などを行い今後も健康で長寿が出来るように願って式が終わります。

熟年成人式の由来

｢熟年成人式｣がなぜ始まったのか明確な理由は不明ですが、1996年(平成8年)に第1回が開催され今年2023年で通算28回目を迎えました。

熟年成人式の文章・例文

例文1.祖父母が熟年成人式に出席すると楽しみにしていたが、当日になって祖父がパチンコに出掛けてしまい、結局は祖母だけ参加した。
例文2.熟年成人式は今後は他の自治体にも普及するかもしれない。
例文3.少子高齢化の日本では成人式の開催は中止にして、熟年成人式だけ開く方がイキるヤンキー達が騒がなくて良いと思える。
例文4.どうせなら熟年成人式だけでなく、40歳や60歳になった時もイベントを開催してもらいたいものだ。
例文5.外国にも熟年成人式のような高齢者を労うイベントがあるそうだ。
｢熟年成人式｣を使った例文となります。

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熟年成人式の会話例

• 

  明日？ 明日はゴメン、用事があるんだよ。成人式に行かないとならないから。
• 

  成人式？ 何しにいくのよ。そういって、私と一緒にいるのが嫌なんでしょう？ 酷い…。
• 

  違うって。明日は爺ちゃんと婆ちゃんの熟年成人式なんだよ。会場まで俺が車で送り迎えするから、式が終わった後なら時間があるから遊べるよ。
• 

  あー、そういう事ね。ところで熟年成人式って何よ？

祖父母思いの孫息子とその彼女の会話内容です。

熟年成人式の類義語

｢熟年成人式｣の類義語には｢長寿祝い｣｢傘寿祝い｣｢喜寿祝い｣｢米寿祝い｣などの言葉が挙げられます。

熟年成人式の対義語

｢熟年成人式｣の対義語はありません。補足として｢熟年｣の対義語は｢若年｣｢若者｣｢青年｣｢若年層｣、｢成人｣の対義語は｢未成年｣｢子供｣｢児童｣｢小児｣などになります。

熟年成人式まとめ

80歳の高齢者を祝う新潟県燕市の老人クラブが毎年開催するイベントが｢熟年成人式｣です。60歳をゼロ歳とすると20年が経過した80歳が成人となるので、今後も健康で元気に過ごせるようにと地域をあげてお祝いをしています。