「燃え尽き症候群」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

B!

燃え尽き症候群(もえつきしょうこうぐん)

何かを一生懸命にやり切ったあと、やる気がなくなるという症状を体験した人もいらっしゃると思いますが、その時の無気力な状態などが一時的ではなく慢性的に続いてしまう場合は燃え尽き症候群かもしれません。ここでは、燃え尽き症候群の意味・由来などについて紹介させていただきます。

[adstext]
[ads]

燃え尽き症候群の意味とは

燃え尽き症候群とは、仕事などに対して情熱をもって取り組んでいた人が、それが終わった後に、徒労感や欲求不満などのストレスを強く感じ、さまざまな物事に対して意欲を失ってしまう症候群のことです。
また、何かを終える前であっても、献身的に努力してもそれに応じた報いがなかったり、慢性的なストレスを受け続けた結果として陥ることもあります。
アメリカの精神心理学者ハーバート・フロイデンバーガーは、持続的な職業性ストレスに起因する衰弱状態により、意欲喪失と情緒荒廃、疾病に対する抵抗力の低下、対人関係の親密さの減弱、人生に対する慢性的な不満と悲観、職務上の能率低下と怠慢をもたらす症候群と定義しています。
症状として、無気力、アルコール摂取量の増加、情緒不安定、などが挙げられますが、さらに重いケースでは、対人関係の忌避、自殺の可能性も考えられ、決して安易に見過ごすことのできない症候群と言えます。
このように、意欲がなくなったり自殺を考えてしまうこともあるため、うつ病と似た症状と考える人もいますが、「精神障害の診断と統計マニュアル」や「疾病及び関連保険問題の国際統計分類」によれば障害とはみなされてはいません。
日本においても、リストラや退職後に陥りやすいという認識がありますが、ほかにもオリンピック・甲子園・国立・花園・インターハイなどのスポーツ大会の後のスポーツ選手の心理状態で用いることも多くあります。スポーツ選手以外にも、入学試験を終えた受験生にも用いられることがあります。

燃え尽き症候群の由来

燃え尽き症候群という言葉は、英語ではBurnout(バーンアウト)と呼ばれ、1974年にアメリカの精神心理学者ハーバート・フロイデンバーガーのケース分析の際に初めて使われたと言われています。
1970年代のアメリカでは対人サービスのメンタルヘルスが注目されていましたが、ハーバート・フロイデンバーガーはその10年以上も昔の1956年にニューヨーク大学でPh.Dを取得したあと、1958年から臨床現場で活躍し、その長きにわたる経験から燃え尽き症候群を提唱するに至りました。

燃え尽き症候群の文章・例文

例文1.燃え尽き症候群は1974年にアメリカで提唱された
例文2.仕事をやめたあとに燃え尽き症候群になりやすい
例文3.引退後に燃え尽き症候群になるスポーツ選手もいる
例文4.>燃え尽き症候群になって何もやる気が起きない
例文5.燃え尽き症候群は最悪の場合自殺の可能性も考えられる
燃え尽き症候群は、献身的に取り組んでいた仕事や趣味をやめた後や、インターハイ・オリンピックなどのスポーツ大会を終えたあとに陥りやすく、症状として意欲の喪失や最悪の場合は自殺の可能性が挙げられます。

燃え尽き症候群の類義語

燃え尽き症候群の類義語には、「バーンアウト現象」「バーンアウトシンドローム」などが挙げられます。

燃え尽き症候群まとめ

燃え尽き症候群は、極度のストレスがかかる職場環境に耐えきれなくなった場合や、熱心に行ってきた仕事などを終えたり、スポーツ大会・入学試験など目標としているものをやり遂げたあとに陥りやすく、症状としては無気力や自殺企図などうつ病と似た症状が挙げられます。

最新の記事はこちらから