「牛に対して琴を弾ず」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

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牛に対して琴を弾ず(うしにたいしてことをだんず)

牛に対して琴を弾ずとは、愚かなものにはどんな有益で意味のある話をしても何の役にも立たないということです。物事の本質や話しを理解することができない人であれば、どんな価値のある情報を手に入れたとしても無駄になってしまいます。そんなことを表す際に使われる、牛に対して琴を弾ずですが、実際にどんな使い方や由来があるのかみていきたいと思います。

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牛に対して琴を弾ずの意味とは

牛に対して琴を弾ずの意味は、愚かなものにはどんな有益な話をしても何の役にも立たないということです。牛というは、愚かなものを表していて琴というのは高尚なことを表しています。この言葉は、人に対しては使うことができるので覚えておくといいと思います。

牛に対して琴を弾ずの由来

牛に対して琴を弾ずは、昔の中国で牛に名曲を聞かせたのにも関わらず、牛は知らぬ顔で草を食っていたことに由来しているそうです。

牛に対して琴を弾ずの文章・例文

例文1.どんなに教育熱心な先生だろうと生徒が聞く耳を持たなければ、牛に対して琴を弾ずと同然である。
例文2.志の低いものに対していくら努力するようにまくし立てたとしても無駄であるということは、牛に対して琴を弾ずという言葉から容易に理解できるだろう。
例文3.仮に牛に対して琴を弾ずだったとしても、私は彼がこの後不幸な目に合うのは放っておけない。
例文4.彼は、自分が言ったことが途中で間違っていると気づいたとしてもプライドが高いので、周りが間違いを指摘しても一度言ったことは曲げないだろう。牛に対して琴を弾ずである。
例文5.牛に対して琴を弾ずというように愚かなものにどんな教えを説いたところでまるで意味がない。
これらから牛に対して琴を弾ずという言葉は、どんな立派な話をしても愚かなものには意味がないときに使われます。

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牛に対して琴を弾ずの会話例

  • 僕が好きなアーティストの曲を聞きたいって前に彼が言ってたから聞かせてあげたんだ。

  • そうだったのかい。その曲を聞いた彼はどんな感想を言っていたんだい。

  • それがこんな音痴なアーティストの曲は聞けないって言ってきたんだ。その時、僕は心底がっかりしたし、牛に対して琴を弾ずとはまさにこのことだと思ったよ。

  • そのとおりだね。彼の方から聞きたいって言ってきたのにそれじゃあんまりだよ。

これは、好きなアーティストについて話している様子です。

牛に対して琴を弾ずの類義語

牛に対して琴を弾ずの類義語には、「牛に経文」「暖簾に腕押し」「犬に伽羅聞かす」「牛の前に琴調べ」などがあります。

牛に対して琴を弾ずまとめ

牛に対して琴を弾ずというように、価値のある話だとしても話す相手によっては何の価値ももたないことはあると思います。同様に、人にはそれぞれ価値観があり、物事に対する考え方が異なります。話をしていて自分の意見が受け入れられないからといって、相手が愚かであるとすぐ決めつけるのではなく、相手の考えも理解した上で話をできるといいと思います。

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