狡猾(こうかつ)
「狡猾」は一般的に「狡猾な男」や「狡猾な奴の仕業だ」などと使われます。なんとなく「狡猾」は嫌なイメージで使われているのかな?と思うと思います。今回は、この「狡猾」について意味、由来、類義語などを詳しく解説していきます。
狡猾の意味とは
「狡猾」は、「悪賢い・ずる賢い様」という事です。小説などを読んだことある人は、一度は目にしたことがあると思います。
狡猾の由来
「狡猾」の由来は、それぞれの漢字が表す意味から来ています。まず「狡=獣が身を交わして逃げる姿」、「猾=獣が動き回って乱れる姿」を指しています。
また、どちらも漢字の意味から「ずる賢い・悪賢い」という風にとられ、二つの漢字を重ね合わせて「狡猾」ができました。小説などの文章の中で使われる際には、「狡い」や「狡猾い」と使われることが多いです。
ですが、どちらにしても同じ感じが使われていることが分かります。また、似たような意味として「老獪」がありますが、「狡猾」とは多少の意味が異なります。
「狡猾=自分の徳のみに対して、ずる賢い」ことですが、「老獪=多くの経験を積んだ結果、ずる賢くなった」という事です。なので、使用する際にはこれらの意味を理解して使いましょう。
狡猾の文章・例文
例文1.あの会社は狡猾な従業員が多いから、関わらない方がいい。
例文2.狡猾な人間が校正することは、本人の努力がとても必要である。
例文3.ビジネスの世界には狡猾な人間も少なくない。
例文4.将来、狡猾な人間になりたくないと強く願う。
例文5.社会で生き残っていくために、あなたはもっと狡猾さを身に着けた方がいい。
狡猾さはマイナスイメージがありますが、時には多少必要な時があります。
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狡猾の会話例
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あの選手はもっとスポーツマンシップに乗っ取って、プレイすべきじゃない?
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そうだね。ちょっと狡猾なプレイしてくるよね。
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うん。でも、あれでファール取られないのも不思議だね。
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そうだね。勝つためには多少の狡猾さも必要ということなのかな。
どのような世界にも狡猾な人、狡猾な行動がありますね。
狡猾の類義語
「狡猾」の類義語としては「老獪」「邪知」「姑息」などが上げられます。
狡猾まとめ
「狡猾」の意味合いは悪いイメージですが、時によっては生きていくために必要な時もあります。その行動が「知恵」になるのか、「狡猾」になるのかは基準が曖昧であるので、注意しながら相手を思いやった行動が大切になります。