独裁(どくさい)
民主主義が浸透している日本においては、この言葉とは無縁でありたいと思いますね。しかし、いまだに世界には独裁国家が根強く残っているところもあり、ひとえに独裁国家が悪いとも言えません。良し悪しではなく、民主主義によってもたらせられるメリットと独裁主義によるメリットがあるということを理解しておきましょう。それでは、そんな「独裁」という言葉について詳しく見てみましょう。
独裁の意味とは
独裁の意味とは、独断で物事を決めてしまうことや特定の個人や集団などが全権力を行使して支配することを指します。
独裁の由来
独裁の由来とは、「独」りの「裁」量によって行使されるという意味から来ています。「一人」という言葉よりも「独り」は、孤独などに用いられることからも、よりいっそう「唯一の」という意味が強くなります。
独裁の文章・例文
例文1.独裁国家であれば、リーダーの裁量だけで動くことができるので大胆な行動に出ることができる。
例文2.現代において、独裁政権を行使している国家は少なくなってきている。
例文3.この会社は社長の独裁によって、誰も口出しできない。
例文4.独裁主義をとっていた政治は、民主主義になることもある。
例文5.この独裁主義によって、弾圧されてしまった人たちがいる。
独裁主義であるがゆえに、民主主義よりも手間数が少なくなることも多々あります。
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独裁の会話例
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民主主義になって久しいけど、このまま民主主義のままなのかな…
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であれば、独裁主義になったほうがいいってこと?
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それはそれで極端だなあ。もっと良いところを盛り込んだ主義とかないかなあ。
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そのうち新しい主義とかも台頭するようになるかもしれないわね。
日々新しいものが生まれている昨今、新しい考え方も広まりやすくなっています。もしかすると、民主主義にかわる政治方針を目にするのもそう遠くないかもしれません。
独裁の類義語
独裁の類義語として、「専制政治」「ファシズム」「オートクラシー」があげられます。
独裁まとめ
民主政治になるとみんなの意見を聞くことになるので、その手間の分対応が遅くなることがデメリットの一つとしてあげられます。しかし、独裁的であるとその人の裁量に任されてしまうので、その人の考え方に非常に傾いてしまいます。
このようなメリット、デメリットを考慮することも世界の政治情勢を知る一端になると思います。国の政治にはその国が歩んできた歴史が垣間見れるので、これを機に調べてみてはいかがでしょう。