「猛暑」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説！

猛暑(もうしょ)

｢猛暑｣とは｢激しい暑さで、最高気温が35度以上になる事(猛暑日)｣です。近年は温暖化の影響もあって、夏になると日本全国各地で｢猛暑｣となり、外を歩く人は日傘やハンカチを片手に悲鳴を上げていますよね。そんな倒れるような暑さ｢猛暑｣についての解説となります。

猛暑の意味とは

｢猛暑｣の意味は以下の通りとなります。
(1)激しい暑さ。猛烈な暑さ。
(2)夏の激しい暑さで、1日の最高気温が35度以上になると｢猛暑日｣と呼ばれる。
”猛”は｢がむしゃらで強い｣｢猛々しい｣｢激しい｣、”暑”は｢気温が高い｣｢気温が高く暑い｣｢暑い季節｣で、激しい暑さが｢猛暑｣です。天気予報ではすっかりお馴染みの言葉となっていますが、類似表現も多く混乱しやすいので、簡単にまとめるとこのようになります。
・夏日…最高気温25度以上の日
・真夏日…最高気温30度以上の日
・猛暑日…最高気温35度以上の日
・真夏夜…最低気温20度以上の日
・熱帯夜…最低気温25度以上の日
・超熱帯夜…最低気温30度以上の日
・酷暑日…最高気温35以上の日(2007年4月まで用いた表現で現在の｢猛暑日｣)
従来は気温が上昇する夏が｢猛暑｣になるのが一般的だったが、近年は気候変動や温暖化などの影響もあり5月や10月でも｢猛暑日｣を観測する事があり、また｢猛暑日｣が何日間も連続で続く事も珍しくありません。最高気温も年々上昇し、日本全体が亜熱帯化していると危惧されています。

猛暑の由来

これまでは35度以上を｢酷暑日｣と表現していましたが、飽く迄もマスコミが天気予報などで便宜上用いていました。しかし年々｢酷暑日｣が増えてきたので、気象庁が明確に定義する事になり2007年4月からは｢酷暑日｣を改めて現在の｢酷暑｣と｢猛暑日｣で統一されました。

猛暑の文章・例文

例文1.猛暑で大変暑いが、エアコンが効いて快適なので実はあまり気にしていない。
例文2.猛暑の炎天下に外で働いている人は本当に大変だろう。
例文3.カイジ好きの友人と今年はどれぐらい猛暑日があるのか、一勝負の賭けをする事になって、結果が出るまでざわざわしっ放しで興奮と緊張をさせてくれる。
例文4.結婚式は猛暑の中に開催したので、離婚した今でも夏が来ると思い出す苦々しい記憶だ。
例文5.どんなに猛暑で辛くても、冷たいビールと焼き鳥があれば克服できたのに、今年はかかりつけ医と国と東京都から止められているのでどうも力が入らない。
酷い暑さとして｢猛暑｣を使った例文です。

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猛暑の会話例

• 

  暑い、暑いよこの部屋。早くエアコン入れて。
• 

  それが、エアコン故障したみたいなの。
• 

  嘘でしょう？ 昨日まで動いていたよね？ それが故障？
• 

  それで家電販売店に電話してみたら、エアコンは買えても取り付けに1ヵ月ぐらいかかるみたいなの。だから今年の猛暑はエアコンなしね。

エアコンが故障した夫婦の会話です。

猛暑の類義語

｢猛暑｣の類義語には、｢酷暑｣｢厳暑｣｢極暑｣などの言葉が挙げられます。

猛暑の対義語

｢猛暑｣の対義語には、｢夏寒し｣｢冷夏｣｢厳冬｣｢大寒｣などの言葉が挙げられます。

猛暑まとめ

｢猛暑｣は激しい暑さや猛烈な暑さで、具体的には1日の最高気温が35度以上になる事を｢猛暑日｣と呼びます。類似表現も多いので混乱しやすいですが、真夏に最も多く表現される言葉が｢猛暑｣並びに｢猛暑日｣となっています。