猫に鰹節(ねこにかつおぶし)
「猫に鰹節」とは「油断できない状況、また危機的状況を招くこと」を指しています。SNSにも猫の写真が多く投稿されたり、猫の形をしたコップなどの生活用品にもなったり、見ているだけでも癒される可愛い猫。そんな私たちに癒しを与える猫ですが、一緒に暮らしていると、自分の好きなものが近くにあると知ると、意地でも取ろうと目をギラギラさせる瞬間もあると思います。今回は、そんな猫を使ったことわざの「猫に鰹節」を解説します。
猫に鰹節の意味とは
「猫に鰹節」とは「油断できない状況、また危機的状況を招くこと」を指しています。猫と聞くと「魚」や「ねこまんま」等、魚類が好きな印象があると思います。そんな猫の好物であるものを、近くに置くとすぐ食べられてしまいます。そのため、猫の好物を近くに置かないように注意しなくてはいけない、という意味から「猫に鰹節」と使用されています。あくまでも、「注意が必要」という意味で使われるもので、好きなものを与えるなどの意味では「猫にまたたび」といった別の言葉を使用するため、注意が必要です。
猫に鰹節の由来
江戸時代に書かれた「根南志具佐(ねなしぐさ)」に出てくる言葉が由来とされています。記述されていた言葉は「焼鼠を狐に預け、猫に鰹節の番とやらにて、必定、しくじりの番なり」と書かれていました。意味としては「狐に焼いたネズミを預けたり、猫に鰹節を守らせたりすると、当然のように失敗する」という意味になります。この記述されていた言葉が短くなることで「猫に鰹節」という言葉ができたと言われています。そのため、注意が必要だ、という意味で「猫と鰹節」は現在も使われています。
猫に鰹節の文章・例文
例文1.甘い物が好きな父の前に、甘味を置いておくのは猫に鰹節だ。
例文2.空き巣が増えたのに家にカギをかけるのを忘れた、これでは猫に鰹節だ。
例文3.勉強嫌いの子供に勉強をさせた、だが少し目を離すといなくなっており、猫に鰹節だったと反省した。
例文4.お菓子好きの子供を留守番させたが、大切に残しておいたケーキが食べられており、猫に鰹節だと後悔した。
例文5.女癖の悪い人のそばに女性の友達を座らせるのは、猫に鰹節だよ。
様々な「猫に鰹節」についての例文となります。
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猫に鰹節の会話例
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買い物も終わったしそろそろ帰ろうか。
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うん、息子も待ってるし、それに残しておいたプリン食べないと!
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息子はプリン大好きだろ、そんな猫に鰹節なことしてたら帰ったらなくなってるぞ。
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大丈夫、見つからないように隠してるから。
息子にプリンを取られることを心配する親の会話
猫に鰹節の類義語
「猫に鰹節」の類義語には、「盗人にカギを預ける」「危ない橋を渡る」などの言葉が挙げられます。
猫に鰹節の対義語
「猫に鰹節」の対義語はありませんが、似た意味の言葉は「石橋をたたいて渡る」「念には念を入れよ」などの言葉が挙げられます。
猫に鰹節まとめ
好物があった時に我慢をすることは難しいと思います。だからこそ、そうならないように、油断できない状況で猫に鰹節が使われるようになりました。猫に限らず、ペットを飼っている人は、ペットの好物が近くにあると危ないので「猫に鰹節」を使用してください。今回はそんな「猫に鰹節」について解説を行いました。