「猫の手も借りたい」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

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猫の手も借りたい(ねこのてもかりたい)

「猫の手も借りたい」とは「仕事や用事などがあまりにも多く、猫の手も借りたいほどの大変な忙しさの喩え」です。普段は暇な仕事でも、突如として大変忙しくなる事ってありますよね。そんな様から思わず猫でも良いので助けて欲しいという切実な思いとなります。

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猫の手も借りたいの意味とは

「猫の手も借りたい」の意味は以下の通りとなります。
 (1)非常に忙しい喩え。
 (2)大変忙しいのでどんな手伝いでもして欲しい喩え。
 (3)あまりにも忙しく、本来は役立たずな猫のような人ですら手伝って欲しいと思う気持ち。
「猫の手も借りたい」は「あまりにも忙しい状況」を表す諺です。仕事などで手不足からてんてこ舞いになり終わりが見えない事から、誰でも良いから手伝って欲しい気持ちを役立たずな”猫”に喩えています。よって、人間ならば猫以上には働けるので、もうどんなに仕事ができない人でも手を貸して欲しいと切に願う気持ちが「猫の手も借りたい」です。

猫の手も借りたいの由来

「猫の手も借りたい」の由来は残念ながら不明ですが、文献としては三味線の語り物音楽「浄瑠璃」の「関八州繋馬」(1724年)などに文言が記されています。

猫の手も借りたいの文章・例文

例文1.数年前までは猫の手も借りたいほど繁盛していた定食屋だったのに、近所に大手外食チェーンがオープンしてからは閑古鳥が鳴くようになってしまった。
例文2.「猫の手も借りたい」と政治家が口を開けば、それが意味するのは何なのか秘書なら誰もが知っている。
例文3.余ったワクチンを処分するのに、猫の手も借りたいというよりも猫の手にも打ちたい衝動に政府のコロナ対策関係者や医療従事者は駆られているのではないのか。
例文4.猫の手も借りたいぐらい毎日が物凄いスピードで動いている。
例文5.仕事とW杯のテレビ観戦に追われて猫の手も借りたいぐらいだったが、日本代表が負けてからはテンションが落ちてしまった。
「猫の手も借りたい」を使った例文となります。

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猫の手も借りたいの会話例

  • 来月は転勤で引っ越しに、子供も高校入学と忙しくなりそうだな。

  • 本当よ。考えただけでも頭が痛くなるわよ。

  • 猫の手も借りたいぐらいになりそうだな。

  • あらっ、そういえば晩御飯を猫ちゃんにあげたかしら? あなた覚えていない。

転勤などを控えた中年夫婦の会話で、最後に愛猫に餌を与え忘れたのかというオチになります。

猫の手も借りたいの類義語

「猫の手も借りたい」の類義語には、「東奔西走」「てんてこ舞い」「目が回る」「多事多端」「応接不暇」「立っている者は親でも使え」「貧乏暇なし」などの言葉が挙げられます。

猫の手も借りたいの対義語

「猫の手も借りたい」の対義語には、「閑古鳥が鳴く」「暇」「閑暇」「閑居」などの言葉が挙げられます。

猫の手も借りたいまとめ

「猫の手も借りたい」は仕事や用事などがあまりにも忙しく、役立たない猫の手ですら借りたいぐらい人手が欲しいという状況です。忙しい状況を表す諺や慣用句は多数ありますが最も有名な一つで、普段は寝てばかりで何もしない猫ですら手助けになると喩えています。

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