猫を被る(ねこをかぶる)
猫を被るとは自分本来の性格や姿、本性を表に出さずに表面的におとなしい人である事を演じることをさします。一般的に仲が深まっていくと、相手の性格や本性が分かり、「猫を被っていたな!」などと言われるケースがほとんどです。相手を中傷する言葉ではなく、揶揄する程度ですので、使い方に気を付けていれば、問題ないでしょう。今日は「猫を被る」の由来や意味も解説をしていきます。
猫を被るの意味とは
猫を被るとは自分本来の性格や姿、本性を表に出さずに表面的におとなしい人である事を演じることを意味しています。
時としてマイナスなイメージで使われることがある言葉ですが、人間だれしも相手によく見られたい、思われたいという気持ちはありますか。自分を守る意味でも猫を被るのはある意味では仕方がない事でもあり、当然の事と言えるかもしれません。
猫を被るの由来
猫を被るの由来は、猫という生き物は人懐っこく甘えん坊な面ですが、その反面気分が乗らないと素っ気ない態度を飼い主にも取る事は有名です。
そういった猫が持つ性格の二面性が、本当の性格を隠しておとなしそうに振る舞う事から、猫を被るという言葉が派生したと言われています。
猫を被るの文章・例文
例文1.彼女は部下や同僚には厳しいが、上司の前では猫を被っている。
例文2.猫を被っている女性は一般的にぶりっ子などと言われることもある。
例文3.人間は皆最初からオープンマインドではないため、猫を被るという行動も理解出来る。
例文4.猫を被った態度をとり続けると、特に女性から反感を買いやすい。
例文5.あの子の本性を知れば、学校では猫を被っていることが分かるだろう。
文章にすると、比較的厳しい言葉になりがちですが、会話の中で使われると文章ほどの高圧的なものにはならないでしょう。
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猫を被るの会話例
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最近、すごく気になる女の子がいるんだよね!
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そんなこと言うなんて珍しいね、どの子なの?
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3年2組の鈴木さんがすごく笑顔が素敵でかわいいんだよ!
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あら…あの子は男子の前では猫被っていて、本当は性格かなりきついからなぁ。
気になる女の子が出来た男子と女子の会話ですが、気になる子を猫を被っていると教えてあげている文章になります。
猫を被るの類義語
猫を被るの類義語としては「ぶりっ子」や「二重人格」「処世術」などが挙げられるでしょう。
猫を被るまとめ
一般生活の中でも猫を被るはかなりの頻度で耳にしたり、言葉として発している言葉ですから意味や由来を正しく理解して、使うようにしましょう。
また猫を被っていると言われると、嫌な気持ちになる人もいますから、相手の立場やシチュエーションにも十分に配慮が必要です。