「猫鼠同眠」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

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猫鼠同眠(びょうそどうみん)

愛猫家の方々なら知っているかも知れませんが、大半は初めて見聞きする四字熟語が「猫鼠同眠」ではないでしょうか? しかし、意味は意外にも簡単で文字通り、猫と鼠が同じ場で眠るという事から、「悪事を働く」と解釈されます。それでは、より詳しい解説を始めさせて頂きます。

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猫鼠同眠の意味とは

「猫鼠同眠」の意味は以下の通りとなります。
(1)本来は仲が悪い猫と鼠が一緒に眠る事から、上司と部下ように立場が上の者と下の者が共謀したり庇いあい悪事を働く。普段は相容れない両者が悪いことで協力する。
(2)警察など取り締まる側と犯罪者など取り締まられる側が共謀や協力する事。
昔から猫と鼠は犬猿の仲で、猫が鼠を追いかける姿やそこからの反撃である「窮鼠猫を噛む」という諺もあまりにも有名です。そんな猫と鼠が同じ穴で眠る喩えから生まれたのが「猫鼠同眠」です。意味は上記の通りで、要するに「共謀して悪事を働く」際に使われる言葉です。逆に言うなら、普段は仲が悪い同士が利害関係なく結託した場合は使いません。”悪事”がポイントで、良い事などの為なら問題はないので、「猫鼠同眠」とはなりません。しかし、概ねで普段は相容れない同士が結びつくのは悪い事ぐらいしかないものです。

猫鼠同眠の由来

古代中国の唐時代をまとめた歴史書「新唐書」の「五行志」にある「猫鼠同眠」を使った漢文が、由来となります。そこでは、仲が悪い猫と鼠が共に眠る事もあると記されています。

猫鼠同眠の文章・例文

例文1.警察が芸能人の薬物問題に甘いのは、現代版の猫鼠同眠な関係が裏であるように思えてならない。
例文2.政治家と役人はどんな時代でも、猫鼠同眠をする為の関係性だ。
例文3.アメリカと北朝鮮も本当は意志が通じ合っているが、表向きは関係悪化を仄めかし、一度何かが起こると今度は猫鼠同眠になる。
例文4.個人投資家が脱税すると大きな扱いだが、政治家の白紙領収書は今でも問題にならない。これは猫鼠同眠で警察や検察も政治家とはズブズブなのを物語っている。
例文5.会社を辞める予定の上司が、部下に猫鼠同眠の計画を持ち掛けた。

政治家や芸能人、警察や検察などで「猫鼠同眠」を使った例文です。

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猫鼠同眠の会話例

  • 犯罪を成立させる為にはどんな手段も用いるものなんだね。

  • それは悪人も捕まりたくないから、必死なんじゃないの!

  • と言うのは以前、振り込め詐欺の犯人を逮捕したら、警察関係者だったという笑えないオチがあったみたいだから。

  • 警察官と悪人がタッグを組んだら、それこそ怖いものなしで、完全なる猫鼠同眠が成立するね。

警察と悪人が共謀した「猫鼠同眠」についての会話です。

猫鼠同眠の類義語

「猫鼠同眠」の類義語には、「猫鼠同処」「鼠窃狗盗」などの言葉が挙げられます。

猫鼠同眠まとめ

「猫鼠同眠」は、日頃関係悪い猫と鼠が同じ穴で眠る事から、悪事を働く為に上司と部下や取り締まる側と取り締まられる側が共謀する際の喩えとして使用される四字熟語です。

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