理路整然(りろせいぜん)
理路整然は話の筋道が通っているさまのことです。誰か人に対してなにか物事を伝えようとしたり、説明したりするときには話が纏まっている方が相手に伝わりやすい、つまり相手は理解しやすいものです。伝えたいことが何なのかを明確にして話の筋道が通っているということが大切です。そんな様子を表す言葉が理路整然です。今回はそんな理路整然という四字熟語の意味や使い方、由来、類義語など交えてみていきたいと思います。
理路整然の意味とは
理路整然の意味は話の筋道が通っているさまのことです。話や文章が論理的に展開されていることを言い表すことができます。理路整然ということは、話が纏まっている、簡潔で理にかなっているさまなど良い意味を表す言葉です。理路整然が悪い意味で使われることはほとんどないので覚えておけるといいと思います。
理路整然の由来
理路整然の「理路」は話の筋道のことを表しており、「整然」は整って秩序だったさまを表す言葉です。これらの言葉を組み合わせて理路整然という四字熟語が成り立っています。
理路整然の文章・例文
例文1.理路整然として説明をしてくれたのでわかり易くすんなりと理解することができた。
例文2.理路整然とした文章で誰が見ても理解できる資料作りを心がける。
例文3.彼の言うことに間違えはなく、理路整然としていて矛盾など見当たらない。
例文4.理路整然と説明書に記されていたので簡単に家具を組み立てることができた。
例文5.君の話は支離滅裂だから理路整然を心がけて考えをまとめてから話すようにするといいよ。
これらから理路整然は話の筋道が通っているさまのことを表すのにはもってこいの四字熟語です。
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理路整然の会話例
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僕の友人である彼はサッカーが上手で海外チームでプロサッカー選手として活躍しているんだ。
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それは凄いね。今でも連絡を取ったり、会ったりはしているのかい。
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彼も忙しくてあんまり会えないんだ。ただコーチが理路整然な説明でより上達して今後活躍するから見ていてよとは言っていたね。
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そうなのかい。それは楽しみだね。今度の試合は是非彼の試合での活躍を目にしたいね。
これは、友人のプロサッカー選手について話している様子です。
理路整然の類義語
理路整然の類義語には、「論旨明快」「辻褄が合う」「首尾一貫」などがあります。
理路整然まとめ
理路整然というのは説明する際にとても大事なことです。なぜなら情報過多で余計なことを補足情報として付け加えすぎると人間はキャパシティというものがあるので理解できないことがあります。また、話が長くなると話しの辻褄が合わずに支離滅裂なことを言ってしまうこともあります。だからこそ、相手に伝えるときには、相手がどのように説明したら理解してくれるのか考えることができるといいと思います。