琥珀(こはく)
｢琥珀｣とは｢地球の神秘や歴史を刻む太古の木々の樹脂が化石化した大変美しい宝石｣です。宝石というとダイヤモンド、貴金属なら金を連想する人が大半でしょうが、地球の歴史を感じさせる美しい石というと｢琥珀｣になります。ダイヤや金はアクセサリーとしての美しさもありますが、残念ながら投機などの金儲けの対象になりやすく、その点では｢琥珀｣こそ唯一無二の本物の輝きを燦然と放ち続けています。
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琥珀の意味とは
｢琥珀｣の意味は以下の通りとなります。
(1)地球が誕生してから現在に至るまでの地質時代の樹脂による化石で、黄色や半透明などの特徴を持つ。
(2)大昔の松や杉といった琥珀科の樹脂が土中で変成し化石になった宝石で、とても貴重な価値がある。
(3)美しい神秘的な宝石だけでなく、パワーストーンとして金運・恋愛運・健康運アップに加えて、癒しとしてストレス発散の効果も期待される特別な石。
｢琥珀｣は英語では｢amber｣(アンバー)となり、何億何十億年前の松や杉の木といった天然の樹脂が土中でゆっくりと化石化した美しい宝石です。特徴としては基本的には黄色か赤色ですが、緑や青色もあり全体が半透明になっていて光沢があるので光輝きます。この輝きが他の宝石とは一味違うので、女性だけでなく男性からも特別な宝石としてエネルギーが得られる｢パワーストーン｣と人気を得ています。｢パワーストーン｣は宝石などを身に付けると良い影響があるとされ、｢琥珀｣の場合は光輝く美しさにエネルギーがあると金運・恋愛運・健康運などがアップすると言われています。普通の宝石は中に異物が含まれない綺麗なものほど人気があり価格も高いですが、｢琥珀｣の場合は昆虫や動物などの一部が含まれたものほど貴重とされ、中には恐竜の化石が入った｢琥珀｣もあります。原産地は世界各国ですが、特に中国や地中海で多く発見され、これらの地域では｢琥珀製品｣がお土産としても多く販売されて地域産業になっています。
琥珀の由来
｢琥珀｣の由来は古代中国では｢虎が亡くなると石になる｣という伝えが信じられてきた事が始まりとされています。また、古代ギリシアでは｢太陽の輝き｣という意味から｢エーレクトロン｣と呼ばれ、これが英語で電気の総称を意味する｢electricity｣の由来です。
琥珀の文章・例文
例文1.唯一の趣味は近所の小川を散歩する事だが、運動不足解消やストレス発散というよりも琥珀などの宝石がもしかしたら落ちているのではと視線はいつも下を向いてしまう。
例文2.琥珀のアクセサリーは手頃なものなら千円程度から購入可能なので、おススメのプレゼントやお土産になる。
例文3.給料は下がり物価は上がりと生活が苦しくなる一方なので、もう敢えて攻めるしかないと最も怪しそうな誤字だらけで電話番号も未掲載な通販サイトから琥珀を20万円で購入したら思いの外美品が届き、これは本当にパワーストーンなのかもと期待したが、特別な事は何ひとつ起こらずただ残高が20万減っただけで終わった。
例文4.金持ちの家には玄関に琥珀など何かしらの置物があるが、大抵で出来の悪い兄弟が癇癪を起こし叩きつけ破壊するのだから、教訓として金持ちほど玄関には何も置かないか軽く壊れないものにするべきだ。
例文5.全国でも有名な占い師から、今後の人生は下り坂なので運気を上げる琥珀を買うべきと強く勧められたが、意地になって断り続け自分はゴールドに賭けていると拒否したら大笑いされたがそれから10年以上が経過してどっちが正しかったかは明白だ。
｢琥珀｣を使った例文となります。
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琥珀の会話例
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プレゼントが欲しいって、この前も買った気がするけど…。
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そうだけど…、本当に好きならプレゼントを買ってくれるものじゃない？
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わかった。それならこの前はブランド物のバッグを買ったから、今度は琥珀のアクセサリーにしようか？ 実はうちの家は家系として先祖から代々、琥珀を肌身離さず身に付けて生きる教えがあるんだよ。だから君にも、琥珀以外の宝石はいずれ全部処分してもらうよ。
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あ…、ちょっとそっち系の人達だったんだね。うん、大丈夫。全然、そういうのは気にしないから…。でも、あの、プレゼントはまたの機会で…。もう時間だから仕事に戻るから。それじゃあー。
彼氏が怪しい結社らしきに所属すると知ってしまい、思わず距離をとる彼女という内容です。
琥珀の類義語
｢琥珀｣の類義語には｢珠玉｣｢玉｣｢オパール｣｢真珠｣｢翡翠｣｢ルビー｣｢金｣｢銀｣｢水晶｣｢原石｣などの言葉が挙げられます。
琥珀の対義語
｢琥珀｣の対義語には｢石｣｢石ころ｣｢小石｣｢路傍の石｣｢｣などの言葉が挙げられます。
琥珀まとめ
長い年月をかけて松などの木々が樹脂の化石となったのが｢琥珀｣です。化石といっても綺麗な美しい宝石で、その見た目の華やかさから人々は特別な力が得られるや様々な運気が上がると貴重な装身具として大事にしてきました。日中では｢琥珀｣としますが、欧米各国では｢アンバー｣と呼び、数億年前の印が樹脂として刻まれた特別な宝石となっています。