「甲斐性」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

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甲斐性(かいしょう)

人によって、良い意味にも悪い意味にも感じる「甲斐性」(かいしょう、かいしょ)について、調べてみました。仕事が苦手だったり、薄給な男性だと「甲斐性なし」という言葉に敏感になりませんか? 反対に、高額給料を得ていたり社会ステータスが高い男性だと「甲斐性がある」と評価されるので、優越感に浸れるものです。そんな「甲斐性」の本来の意味や由来、例文や会話、類語などをまとめたので、参考にしてみて下さい。

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甲斐性の意味とは

「甲斐性」は本来の意味と、現代的な使い方では多少乖離されていますが、元々は「根性」や「気力」となります。その事から、今でも男性に対しての言葉となっています。よって、経済的なゆとりや余裕がある、生活力がある男性は”甲斐性がある”となります。以前は、人並みの生活でもそれ相応の何かがあるなら”甲斐性がある”とされましたが、現在では人並み以上の生活力が送れる給料が高い人や散財しても意に介さない人こそ”甲斐性がある”に相応しいです。逆に言うなら、稼ぎが少ない人は、他がどんなに優れていても、世の女性は”甲斐性がない”と判断をします。また、稼ぎがあっても、遊びが激しかったり男らしい性格でない等、女性から不満を買うようなら、”甲斐性なし”と言われてしまいます。

甲斐性の由来

色々調べましたが、正確な由来は現在のところ判別していません。しかし、諸説がいくつかあり、その中で信ぴょう性が高いのが、戦国時代武将・武田信玄が統治していた”甲斐の国”が発端となっている説です。武田信玄は剛腕というイメージがありますが、実際には軍事だけでなく若い時から統治能力や経営能力に長けていたと伝えられています。その事から、”甲斐性”となったと言われています。また、「甲斐」には努力した効果、期待できるだけの値打ちといった意味があり、これも後の「甲斐性」へと繋がっていったと推測できます。

甲斐性の文章・例文

例文1.無職生活が半年も続き、妻は呆れながらに「甲斐性なし」と不平を漏らす。
例文2.浮気が晴れて、双方の女性から「甲斐性なし」と言われてしまった。
例文3.必死に働いているつもりだが、就職氷河期の私は世に言う甲斐性のない男なのだろう。
例文4.甲斐性がある男に憧れているが、現実的には難しい。
例文5.甲斐性のある男のフリをして、思わず飲み屋で大金を使ってしまった。

甲斐性なし、甲斐性ありについての例文となります。両極端の意味になるのが、”甲斐性”の面白いところです。

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甲斐性の会話例

  • 最近、給料が上がって。世間と比較すると少ないかも知れないけど、これでも、職場や同期では評価されて多く貰っている方なのに…。

  • 奥さんはまだ少ないと納得できないんだ。もしかして、甲斐性なしとか言われているの?

  • その通り。いくらうちの会社では、給料が良いと言っても、まったく聞く耳なしです。

  • 甲斐性がないと言われちゃうと、必死に毎日頑張っているのがバカらしくなっちゃうよね(笑)。

給料が安いと奥さんに言われ、世知辛い毎日を送って愚痴を吐いている会話内容です。

甲斐性の類義語

「甲斐性」だけの類義語には「能力」「才能」、「甲斐性なし」の類義語には「無能」「能無し」などの言葉が挙げられます。

甲斐性まとめ

「甲斐性」は能力や根性などの意味がありますが、現在では「お金に余裕がある男性」に対して「甲斐性がある」、薄給や無職などで生活に苦しい男性に対し「甲斐性なし」と言うのが一般的です。また、いくら給料が人並みやそれ以上でも、判断する女性の匙加減で「甲斐性なし」となってしまう場合もあります。ある意味で、男性陣を選別させ縮み上がらせる言葉が「甲斐性」なのです。

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