男勝り(おとこまさり)
男勝りな女の人、なんて表現することがありますが、今の時代性別を使用した表現を嫌う方もいます。今回はそんな「男勝り」という言葉を、深く掘り下げていきたいと思います。
男勝りとは
この言葉は男性ではない「女性」に対して使用される言葉です。言葉の通り、男性の負けないような性格や行動力を持った人のことを指します。女性の方が男性より劣っているという前提がある上で発信される言葉なので、今の時代では使用するのに気をつけるべき表現であると思われます。
主に以下の行動が「男勝り」と評されるようです。
(1)自分の意図が伝わるように、はっきりと簡潔に話す。
(2)周りの目を気にせず、自分のしたいことをすぐに行動に移す。
(3)様々な場面で男性にも負けないという意思を持っている。
男性は女性より「生物としての体力の多さや力の強さ」があるため、しっかりとした自立している女性に対して、いい意味で使用されることもあります。
男勝りの由来
残念ながらどこから発祥した言葉なのかはわかりませんでした。しかし、昔の男性が働きに出て、女性が家を守るというような役割がしっかりと決められていた時代があってこそ、 このような言葉が生まれたのだと思われます。
男勝りの文章・例文
例文1.僕の妹は男勝りな気性で、小さい頃から何事も僕に負けじと張り合ってくる。
例文2.坂本龍馬の姉「乙女」は、とても男勝りな性格だったらしい。
例文3.男勝りな女優さんを見ると、とても憧れる。
例文4.普段男勝りな彼女が、弱音を吐くと心配になってしまう。
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男勝りの会話例
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この前一緒に見た映画の主演女優さんが、テレビでトークショーに出てたんだ。
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そうなんだ。
どんな事を話してたの? -
趣味は釣りにキャンプだって!自分でテントも張れるそうだよ。話すときもハキハキしててかっこよかったなあ。
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映画ではお淑やかな女性役だったけど、本人はとっても男勝りな性格なのね。私も番組を見たかったな。
男勝りの類義語
男勝りの類義語は、「男顔負け」「勝気な」「姉御肌」などが挙げられます。
男勝りまとめ
今はサバサバ系女子、なんて評されることもありますね。 「男性に負けじと行動に移す女性」や「周りにいる男性と相対的に比べて、より男性らしい」というような男性と比較した上での表現のため、皮肉や嫌味として受け取ってしまう人もいるようです。実際にいる人物に対しての褒め言葉として使用するのは、避けた方が良いかもしれません。