番狂わせ(ばんくるわせ)
皆さんにとって、スポーツ観戦をしていて一番興奮する場面といえば何でしょうか。超有名選手の華麗なプレーでしょうか。もしくは、無名ながらも泥臭くプレーする様に心を揺さぶられる人も少なくないかと思います。そんな無名選手が超有名選手に勝った時には、しばらく鳥肌が止まりませんよね。今回はそんな予想外の事態を表現する「番狂わせ」という言葉について詳しく解説していきたいと思います。
番狂わせの意味とは
「番狂わせ」とは、予想していたこととは違うことが起こり、物事が順番通りに進まなくなりことを意味します。また、先ほど例に挙げたスポーツに際しては、選手の実力から予想される結果とは違う結果が起こることを意味します。
番狂わせの由来
本来は、予想外の出来事が起こり、物事が順調に進まなくなるという意味でした。しかし、相撲の順位が番付と逆の結果になる様子を「番狂わせ」と言ったことから、スポーツにおいては現在のような使われ方をするようになりました。
英語での言い方だと「upset」となるでしょう。
番狂わせの文章・例文
例文1.彼が柔道県内一位になったことはまさに番狂わせだ。
例文2.番狂わせなどないと思いつつも、彼の試合結果に少し期待している。
例文3.誰も予想し得ない番狂わせに、観客たちは声も出なかった。
例文4.番狂わせに一番驚いているのは、選手の方だった。
例文5.経験の浅い無名選手であったが、番狂わせによって一躍時の人となった。
スポーツの番狂わせの裏には、選手たちの尋常ではない努力があるのかもしれませんね。そしてその努力が見え隠れする汗や情熱に多くの人が熱狂するのではないでしょうか。
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番狂わせの会話例
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毎回Y君は校内テストで学年一位だけど、今回はどうなのかな。
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彼はいつ勉強してるのかな。毎回授業は寝てるけど。
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君も毎時間ぐっすり眠ってるけどね。ネットでテスト結果が見れるみたいだから見てみようよ。
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見てみましょう。あれ、今回は私が学年一位みたい。とんでもない番狂わせを起こしちゃったみたいね。
番狂わせは誰も予想し得ませんが、陰でコツコツ努力していた本人にとっては想定内のことなのかもしれません。
番狂わせの類義語
「番狂わせ」の類義語には、「ダークホース」や「穴馬」、相撲で言う「金星」やサッカーなどの「ジャイアントキリング」などが挙げられます。
番狂わせまとめ
今回は、予想外の出来事が起こり、物事が予定通りに進まなくなることを意味する「番狂わせ」という言葉について解説しました。スポーツにおいては、負けると誰もが思っていた選手が、大物プレーヤーを負かしてしまった時などに使われます。人の才能というものはいつ開花するかわからないもので、誰にでも「番狂わせ」は起こり得ます。ただ、いつどこで起きるかはわからないからこその「番狂わせ」なので、ひたすら日々の努力を継続することが大切ですね。