疾風迅雷(しっぷうじんらい)
「疾風迅雷」とても格好いい言葉ですね。意味も風のように早く、雷のように激しい様を意味します。
個人的な記憶を辿るとポケットモンスターというゲーム作品に出てくるピカチュウを彷彿とさせる言葉であります。今回はそんな「疾風迅雷」という言葉について、意味や由来、使い方などをご紹介いたします。
疾風迅雷の意味とは
「疾風迅雷」とは、突然速く勢いよく吹いた風を意味し、単語のみだとはやてとも呼べる「疾風」という言葉と、漢字一文字だとこちらも速いことを意味する「迅」と「雷」が合わさって強い雷が鳴り響く様を表す「迅雷」という言葉が繋がって出来ている四字熟語です。
疾風迅雷の由来
出典は紀元前の中国で生まれた礼記(らいき)という古典の中の玉藻(ぎょくそう)という項目で使われたことが始まりとされています。「若し疾風迅雷甚雨有らば則ち必ず変ず」という文で使われ、最初は大きな変化に対して当てられた言葉となっています。
疾風迅雷の文章・例文
例文1.仕事中の彼は疾風迅雷のようだ。
例文2.疾風迅雷のように仕事を進める。
例文3.雲一つない晴天が疾風迅雷の大荒れに変化していた。
例文4.疾風迅雷を体現したような男だ。
例文5.これほどのことを成せたのは、自分が疾風迅雷のように毎日を駆け抜けたからだろう。
風に雷というどちらも速さや力強さを感じさせる要素が絡み合って出来ている言葉なので、嵐のような人や出来事に対しては特に使いやすい言葉ですね。
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疾風迅雷の会話例
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今日の彼、仕事中も帰る早さも疾風迅雷の勢いだったな。
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少し前に大好きなアーティストのライブの抽選が当たって、その開催日時が今日だったみたいですよ。
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へえ〜ちなみになんて名前のアーティストなの?
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「ウィンドアンドライトニング」だそうです。
速いだけでなく激しさも伝えられる言葉なので、暴れるような勢いで何かをしているような人に当ててあげるとちょうどいい言葉ですね。
疾風迅雷の類義語
疾風迅雷の類義語としては、「電光石火」「迅雷風烈」などが挙げられます。
疾風迅雷まとめ
まるで何かの必殺技であるかのようなこの疾風迅雷という四字熟語ですが、字面も音の響きも非常に格好いいため、使えばたちまち疾風迅雷の勢いで会話が盛り上がるかもしれません。早くて勢いのある様子の比喩の表現として会話などで使用してみると良いとおもいます。日常会話の中で手軽に組み込めるような言葉ではないかもしれませんが、早さや勢いを感じるものが会話の中で出た際には是非使ってみてはいかがでしょうか。