「白い目で見る」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説！

白い目で見る（しろいめでみる）

新型コロナウイルスの感染拡大が続いている今ですが、満員電車などの緩和はされておりません。各企業がテレワークなどの推奨をしていますが、現実はなかなか厳しいようです。そんな折、電車内でせき込んだために車両をかえろと言われるようなことが起こっています。
風邪などの症状がなくても、電車内でせき込んだリすることはたびたびあるでしょう。しかし、今はそんなことでも過剰に反応して、周囲から白い目で見られることが多いようです。今回はこの「白い目で見る」という言葉について詳しく見てみましょう。

白い目で見るの意味とは

白い目で見るの意味とは、「視線が冷たいような、悪意のこもった視線を浴びせること」を指します。

白い目で見るの由来

白い目の由来とは、中国の歴史書「晋書」に記述されている内容から来ています。魏の儒学者が自分の気に入らない客に対しては「白い目」で接し、気に入っている客に対しては「黒い目」で接したことからきています。
この白い目とは、相手をまっすぐに見ないことで目の白い部分が多くなることから白い目を用いる比喩表現が生まれました。これに対して、「黒い目」とは、相手をまっすぐに見るときには黒い部分が多くを占めることから、相手をしっかり見据えている際に用いられ、まっすぐなといった比喩表現に用いられます。

白い目で見るの文章・例文

例文1.電車に乗っているときにせき込んだ人は、周囲から白い目で見られる。
例文2.会議で居眠りをしていたために頓珍漢な回答をしてしまった人を、白い目で見る。
例文3.大切な会議でおおきなくしゃみをして会議を中断してしまったので、白い目で見られる。
例文4.LGBTQの問題について偏見をもたないようにと意見しているだけなのに、周囲から白い目で見られてしまった。
例文5.日本社会において、空気を読むといった言葉もあることから、白い目で見られることは耐え難い人が多い。
白い目で見る、のように「視線が痛い」など視線に関する慣用句はたくさんあります。

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白い目で見るの会話例

• 

  この間、急に電車内でたんが絡まってしまってせき込んでしまったら、周囲に白い目で見られてしまったよ。
• 

  今は新型コロナウイルスに対してみんな敏感になっているから気を付けないとね。
• 

  でも、たんがからまったり、ぜんそくのひとや花粉症の人とかは仕方ないことをもっと認知したほうがいいと思うんだけどな。
• 

  確かに。それよりも風邪をひいてて無理に電車に乗って出社をしている人とかにもっと厳しくすべきだと思うわ。

白い目で見るということは相手に対して不信を抱いているということを指しています。

白い目で見るの類義語

白い目で見るの類義語として「視線が痛い」「白眼視される」などがあげられます。

白い目で見るまとめ

新型コロナウイルスが風邪の症状と同じ症状を起こすという事実が、さらに混乱を招いているような気がします。また、花粉症やぜんそくの人が電車などで周囲から白い目で見られないように、バッチなどを用いて周囲に知らせるという対処も撮っています。
みんな不安だということは重々承知ですが、この時期にはもう花粉症が発症する季節になったこと、マスク不足によってマスクの入手が困難なこと、ぜんそくなどの気管支に疾患のある人は咳をしてしまうということをもっと周知し、余裕のある行動を心掛けてほしいです。