百聞は一見に如かず(ひゃくぶんはいっけんにしかず)
「百聞は一見に如かず」という言葉があるように、いくら聞いても頭に入らないけど、見たらすぐに分かったというような状況は、誰しも経験があるのではないでしょうか。そこで、この「百聞は一見に如かず」という言葉がどういう言葉だったかを、意味や使い方を交えて解説していきたいと思います。
この記事の目次
百聞は一見に如かずの意味とは
この言葉は読んで字の如くで、何かを覚えるのに100回聞くよりも1回見た方が早く、正確であるという意味の言葉です。また、あまり知られていませんが、この言葉には続きがあります。
「百聞は一見に如かず、百間は一考に如かず、百孝は一行に如かず、百行は一果(効)に如かず、百果(効)は一幸に如かず、百幸は一皇に如かず」という非常に長い言葉になります。この言葉の意味を説明すると、「聞くだけではなく、見ないわからないことがある。見るだけではなく、考えないとわからないことがある。考えるだけでなく、行動してみないと話からない。行動するだけでなく、結果を出さないと意味がない。結果を出すだけでなく、幸福や喜びに繋がらなければならない。そして、みんなの幸せについて考えなければならない」という正式なものは奥が深い言葉になっています。
百聞は一見に如かずの由来
この言葉は、中国の漢書「趙充国伝」に書かれています。漢の宣帝と趙充国の間でのやりとりで、趙充国が答えた言葉だということで伝えられています。
百聞は一見に如かずの文章・例文
例文1.百聞は一見に如かずというし、まずは見てみよう
例文2.あれこれ話を聞くより、百聞は一見に如かずじゃないかな
例文3.百聞は一見に如かずという言葉に習ってみよう
例文4.どれだけ話を聞いても伝わらないから、実際に見てみよう。百聞は一見に如かずと言うしね
例文5.行ったことの国の話をいくら聞いてもわからないよ。百聞は一見に如かずというし、見た方が早いよ
よく知られている言葉ではあるので、使用タイミングや機会はかなり多い言葉の一つだと思います。
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百聞は一見に如かずの会話例
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この間、ハワイに行ってきたんだけど、すごく良かったよ!
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羨ましい!!
どういうところが良かったの!? -
食べ物も景色も最高だったんだけど、あの良さは見た方が絶対に良いよ!百聞は一見に如かずというしね。
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じゃあ来年あたり行ってみようかな。
日常生活の中でも使える機会が多い言葉ですね。
百聞は一見に如かずの類義語
この言葉の類義語には「論より証拠」や「聞いた百より見た一つ」といったような言葉があります。意味としては同じように目で確認した方が早いというような意味の言葉になります。
百聞は一見に如かずまとめ
言葉の認知度自体も高く、日常生活の中でも使っている人は多いのではないでしょうか。ただ、言葉の正式な意味を知っている人は少なかったのではないですか。これを機に正しい意味も理解して、日常生活に役立ててください。